福井とハルメクのコラボ、シニア向け観光プロジェクトが始動
50代以上の女性をメインターゲットとする雑誌『ハルメク』と、観光客の半数がその年齢層を占める福井県が手を組み、2025年8月から新たな観光誘客プロジェクトを開始することが発表されました。この画期的なプロジェクトは、シニア世代の旅行者に新しい魅力を届けることを目指しています。2024年3月には北陸新幹線が延伸開業し、より多くのシニア層が福井を訪れることが期待されており、両者の連携はこの流れに乗るものとなります。
読者が案内人となる新しい形
プロジェクトの特徴は、福井県在住の『ハルメク』読者が「案内人」として地域の魅力を発信する点です。この読者たちは、自らの視点で地域のおすすめスポットをセレクトし、その魅力を全国の読者に伝えます。編集長の山岡朝子が彼らと共に実際に現地を訪れ、その様子は特集記事として誌面や動画で発信されます。これにより、同世代のリアルな体験が全国の読者の共感を呼び起こし、旅行への意欲を高める狙いがあります。
誌面と映像での情報発信
このプロジェクトでは、単なる記事掲載にとどまらず、雑誌での特集記事と連動したドキュメンタリー動画も制作されます。編集長と読者が各地を巡る様子を映像化することで、ニーズに合わせた情報提供が実現するのです。こうした映像は、WEBサイト「HALMEK up」や福井県のYouTubeチャンネル「ふくいこチャンネル」で配信される予定です。
おすすめスポットの発表
福井在住の読者によって選ばれた「おすすめスポット」は、読者の視点を通じて多岐にわたります。誌面での紹介だけでなく、実際に訪れた際の体験や魅力を掘り下げた内容も盛り込み、秋の特集号には楽しみにしている読者も多いことでしょう。実際の取材に基づいたリアルな情報が、読者の心を捉えていく様子が目に浮かびます。
特別対談での展望
さらに、本プロジェクトの始動にあたり、福井県知事の杉本達治氏と『ハルメク』の山岡朝子編集長による特別対談も行われました。ここでは、「福井県の魅力」と「ハルメク読者との親和性」をテーマに、観光地としての魅力や福井の自然について語り合いました。この対談の模様も特別コンテンツとして公開され、プロジェクトへの期待感を増幅させています。
本プロジェクトを通じて、福井県が持つ観光資源の魅力を最大限に引き出し、50代以上の女性が興味を抱くような新しさを提供することが目指されています。今後は他の自治体との連携も視野に、新たな観光プロモーションの形を築いていくことでしょう。読者たちにとっての魅力ある旅行がどのように展開されるのか、今から楽しみです。