逸木裕の新作が輝く!「第25回本格ミステリ大賞」受賞
2025年5月9日、著名な本格ミステリ作家クラブが主催する「第25回本格ミステリ大賞」の受賞作品が発表されました。この栄誉を手にしたのは、逸木裕の新作小説『彼女が探偵でなければ』です。本作は株式会社KADOKAWAから2024年9月28日に刊行される予定です。
受賞の喜び
受賞の知らせを受けた逸木裕は、心情を率直に表現しました。彼女は主人公・森田みどりを通し、探偵としての生き様や複雑な人間関係を描く中で、自身もさまざまな見解を得ていると述べ、「今後もより優れた作品を目指し、本賞に恩返しできればと思っております」と感謝の言葉を寄せました。
探偵みどりの成長
森田みどりはデビュー作『虹を待つ彼女』で初めて登場しました。物語は高校生から大人へと成長する彼女の姿を描いており、短編集『五つの季節に探偵は』での彼女の成長が際立っています。本作『彼女が探偵でなければ』では、二児の母となったみどりが任務を持つ探偵としての苦悩や人間関係を見つめ直していく5つの短編が収められています。
彼女は探偵としての在り方に悩み、探偵社で部下を育てる立場となりながらも、自身の職業理念や人の本質に迫るべく、日々奮闘しています。彼女がどのように自らの探偵としてのアイデンティティと向き合っているのか、その姿が描かれることで、読者は共感し、感情を揺さぶられます。
受賞に至る評価
本作は、その優れた描写力と深いテーマ性から、多くの書評家や全国の書店員からも高く評価されています。「リアルサウンド認定2024年度国内ミステリーベスト10」でも第1位を獲得し、著名な書評家たちからも「物語の情動と謎の関心が見事に合致している」と絶賛されました。読者からの感想も好評で、みどりの探偵としての苦悩や成長についての感想が多く寄せられています。
本格ミステリ大賞について
本格ミステリ大賞は、本格ミステリ作家クラブが主催しており、毎年5月に開票式が行われます。著名な作家や読者の投票を経て、最も優れた作品が選ばれるこの賞は、国内ミステリ界でもその重要性を持つ一大イベントです。受賞を果たした逸木裕も、この大賞を通して多くの読者に感動を与える作品を生み出してきました。
最後に
『彼女が探偵でなければ』は、ミステリファンのみならず、心に響く物語を求める全ての読者にとって貴重な一冊となることでしょう。ぜひこの機会に、みどりの物語に触れてみてください。新たな発見があることでしょう。また、作品の詳細情報は公式サイトや書店情報を通じて確認できるので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。