奈良で「ケア」を学ぶ
2025-09-12 11:51:52

奈良県立図書情報館で「ケアと文学」「ケアと公共」をテーマにした講演会を開催

奈良県立図書情報館で開催される「ケア」についての講演会



奈良県立図書情報館は、私たちの日常生活に密接に関わる「ケア」というテーマに基づいたイベントを開催します。このイベントは、社会で様々な人々が自身の立場から「ケア」という概念を捉え直す場となります。前回の「編集」と「ひと」に続き、後半では「文学」と「公共」に焦点を当て、図書館における役割や意義を深掘りしていきます。

第3期:ケアと文学



図書展示は2025年10月1日(水)から30日(木)までの間に行われ、講演会は10月26日(日)14:00から16:00に開催されます。講師は文学者の横道誠さんで、テーマは「ケアと文学」です。

横道さんは、発達障害や依存症、宗教に関する問題を持つ当事者として、自助グループ活動を行っています。この活動は、当事者同士の相互的なケアを目指したものです。講演では、この経験を通じて、文学とケアの関連性について思考を深めます。また、自助活動の中での創作活動や批評、教育といった文学的な実践も話題に上がるでしょう。

第4期:ケアと公共



続いて第4期では、図書展示が2025年11月29日(土)から12月27日(土)まで行われます。その後の講演会は12月21日(日)14:00から16:00に、哲学者の朱喜哲さんを招き「ケアと公共」というテーマで展開します。

朱さんは、図書館は公共的なスペースでありながら、個々の読者にとってはプライベートな体験も提供しています。著者の名前が刻まれた本が、その読者にとっていかに重要かを語りながら、パブリックとプライベートの交差点での「ケア」について考察します。哲学者ローティの言葉を引用し、公共空間の中でケアの重要性を提起します。

この講演会は、各回定員100名(先着順、要申込)で参加は無料です。日常生活の中で見過ごされがちな「ケア」を深く考える良い機会となることでしょう。

参加方法



興味のある方は、公式サイトでの詳細や申し込みをチェックしてください。より多くの方々にこの重要なテーマについて考えていただけることを願っています。イベントを通じて、図書館がどのように「ケア」を担っているのか、皆さんの視点が広がるきっかけになればと思います。


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