新作舞台開幕
2025-07-25 14:51:40

高畑裕太が描く新作舞台『墓場までのかえりみち』開幕!介護問題を深く掘り下げる

高畑裕太が描く新作舞台『墓場までのかえりみち、ゆりかごからブランコへ』オープニング



劇団ハイワイヤが送る新作公演『墓場までのかえりみち、ゆりかごからブランコへ』が、7月24日に初日の幕を開けました。主宰・作・演出を手掛ける高畑裕太が、実際の介護経験を基に執筆・演出したこの作品は、家族介護というテーマを中心に、深い視点から「死生観」に迫る内容に仕上がっています。

作品の背景とテーマ



本作は、主人公が抱える介護問題とそれに伴う葛藤を描いた群像劇です。主人公は自らの肉親である母がレビー小体型認知症を発症する通知を受け取ります。仕事や人間関係、恋人との将来といった現実に囚われた主人公が、どう向き合うかを描きます。

高畑裕太は、自身が用いた体験とともに、作品に込めた想いについて語っています。「今作は、認知症になった親を介護する男の人生の一幕を描いている。老いへの不安と避けがたい現実の中に存在する希望や人間の尊さを作品を通じて伝えたい」と意気込みを語りました。

公演の詳細



初日を迎えた公演は満席で、7月30日までのスケジュールが組まれています。当日券は全ステージ開演の45分前から販売される予定です。観客からの反応も様々で、タナカ役を務める薄平広樹は、作品が愛されていることに安堵の気持ちを表現しました。「どのように受け取られるか未知数だったが、様々な人々に支持されている」と述べました。

役者たちの想い



トシエ役の大竹このみは、認知症の母親という難しい役に挑戦しています。様々な老人を観察しながら役作りに取り組み、「親の老いをしっかりと見つめたい」とも語りました。自らの老いについても、深い考察を行いながら演じているそうです。

また幻役の松尾望も、稽古を共にした仲間たちとの緊密な連携を感じており、興奮を隠せない様子です。「生の舞台の力を感じることができる」と公演の奥深さを表現しました。

あらすじ



物語は、企業で働くタナカが母親の介護をきっかけに、様々なものを手放す過程を描いています。主人公の心の変化や介護の現実に向き合う様子は、見る者に深く響くことでしょう。

まとめ



高畑裕太が手がけるこの作品は、劇団ハイワイヤにとって重要な到達点となるものです。観客とともに深く共感し、考えさせられる内容に仕上げられており、必見の舞台と言えます。ぜひ劇場に足を運んで、一緒にこの作品を感じてみてください!


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