コクヨ新刊書籍『YOKOKU Field Notes #03』が探るインドネシアの新たな集まり方

コクヨの新刊『YOKOKU Field Notes #03』が発表

コクヨ株式会社は、独自のリサーチ活動として知られるヨコク研究所から新しい書籍『YOKOKU Field Notes #03 インドネシア・集まり方の作法』をリリースします。この書籍は5月13日から全国書店およびECサイトで手に入れることができます。

書籍の概要

本書は、過去にリリースされた01号と02号に続くシリーズ第3弾です。01号では台湾における営み、02号では韓国の社会的枠組みの外に存在する取り組みを特集し、今回はインドネシアを舞台にしています。本書では「集まり方」というテーマのもと、個々の人々がどのように集まり、協力し合うのかを探求しています。

インドネシアは民族や言語、宗教、自然生態系など多様な要素が入り混じった国であり、その特性を背景に持つ文化的な集まり方に注目しています。また、近年では現代美術の分野においても、協働的な「コレクティヴ」の活動が注目されていますが、これらは西洋の概念に依存することなく育まれてきたものであり、本書ではその点にも言及されています。

集まり方の具体例

『YOKOKU Field Notes #03』では、インドネシアにおける集まり方の作法を探るため、以下の4つの活動の事例を取り上げています。
1. 美術家集団
2. 森林レンジャー隊
3. メディア制作集団
4. 食の在野研究集団
これらの例を通じて、個々の文化的背景や環境に根ざした独自の集まり方を紹介し、ヴァナキュラーながらも普遍的な価値を持つ営みを発見することが目的です。

コクヨの取り組み

本書はヨコク研究所による「自律協働社会」の実現に向けた活動の一環です。コクヨは、自由な個人と協調的なつながりを両立させる未来を目指しており、そのためには各地域からの多様な視点が不可欠だと考えています。立場の異なる人々が集まり、共通の価値観や目的を見出すことが、より良い社会を築く基盤となるでしょう。
このリサーチ活動は、既存の社会システムや規範に挑むオルタナティブな社会観を提案することを目的としています。

書籍『YOKOKU Field Notes #03 インドネシア・集まり方の作法』は、インドネシアの多様な文化的営みを通じて、人々がどのように集まり、共に生きるかを深く考察しています。興味深い内容が詰まったこの一冊を、ぜひ手に取ってみてください。