本書の魅力と概要
動物の食事法を知ることは、その生態全般を理解する鍵です。2026年1月19日に発売される新刊『哺乳類の食事事典』では、日本に生息する哺乳類約40種を厳選し、彼らの食文化を豊かなイラストと専門的な解説を通じて探求します。著者は、南正人、福江佑子、永井碧海といった自然科学の専門家たちと、人気イラストレーター・ちなきのこ氏による美しいイラストが融合した一冊です。
動物たちの食事風景
本書の最大の特徴は、動物たちの「食事シーン」を豊かに再現したイラストです。例えば、ツキノワグマが旬の食材を探しつつ、モグラがミミズを頭から食べる様子を、ユーモラスかつ愛らしく描かれています。こうした視覚的な要素は、子供から大人まで楽しめるコンテンツとなっています。
深い解説が魅力のコラム
専門家による解説も注目ポイントです。各動物の食事法だけでなく、食事に関する生態や知恵も解説されています。「食べ物を決める要素」「食事の好き嫌い」「貯食と体への蓄え」などのテーマをコラムにし、1歩踏み込んだ知識を得ることができます。このような内容を通して、読者は動物たちがどのように自然と関わり、生き延びているかを理解することができます。
書籍の詳細
- - 書名: 哺乳類の食事事典
- - 著者: 南 正人・福江佑子・永井碧海(NPO法人生物多様性研究所 あーすわーむ)
- - イラスト: ちなきのこ
- - 発売日: 2026年1月19日
- - 定価: 2,090円(本体1,900円+税10%)
- - ページ数: 128ページ
目次
- - はじめに
- - 食事のきほん
- - 第一章 里の哺乳類
- - 第二章 山の哺乳類
- - 第三章 様々な場所の哺乳類
- - コラム
詳細な目次には、里や山などのエリアごとに分類された動物たちの食事法が網羅されています。例えば、アカネズミやハタネズミ、ニホンリス、ツキノワグマ、ニホンジカ、さらには海に住むヒトやクジラも対象に含まれています。このように多様な生物が紹介されることで、読者は日本の生態系の豊かさを楽しむことができるでしょう。
著者たちの想い
本書は、著者たちが長年の研究と現場での経験から得た知識を凝縮しています。例えば、南正人氏は宮城県の離島で35年以上にわたりシカの行動観察を行い、フィールドに根ざした視点から動物たちの生態に迫ります。福江佑子氏はタヌキの生態研究の経験を持ち、外来種への対策に取り組んでいます。永井碧海氏はクマとの軋轢に関する対策に取り組んでおり、動物たちの食事が生態系においてどのように機能しているかを知ることで、読者に新たな視点を提供します。
結論
『哺乳類の食事事典』は、動物の食文化を深く掘り下げるだけでなく、我々が自然環境との関わりを見直すきっかけとなる一冊です。ぜひ、この本を手に取って日本の哺乳類の生態について学んでみてください。