町田康の新訳物語
2025-01-22 09:33:04

町田康さんの現代語訳『宇治拾遺物語』が重版決定!爆笑必至の古典が楽しめる作りに

町田康の新しい感覚の古典訳に注目!



町田康さんの現代語訳『宇治拾遺物語』がついに重版されます。本作は、古典文学の面白さを解き放ち、読者を魅了すること間違いなしのユーモアに溢れた作品です。2025年1月10日の重版は、河出書房新社からの発表。そして、町田さん自身も「NHK短歌」に出演するということで、ますます話題が高まっています。

読むことで感じる新たな魅力



『宇治拾遺物語』は、中世に成立した説話集で、文学的にも美しい素材が多数詰まった逸品です。ただ、町田康さんの作品のポイントは、単なる古典の再現ではなく、現代語訳によってさらに身近に感じられるということです。彼の現代語訳は、「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」の第8巻に収録され、2015年に初めて登場しました。その際から、爆笑必至の作品として多くの注目を集めましたが、今やその人気は留まるところを知りません。

2024年4月には、河出文庫「古典新訳コレクション」として、単巻でのリリースも予定されています。よりコンパクトに持ち運べるサイズになり、電車の中で思わず笑い声をあげてしまう危険性も!多くの読者から支持される理由が、町田さんの独特な現代語訳にあります。

町田康の特異な魅力



町田康さんは、『ギケイキ』や『口訳古事記』などの著書を通じて、古典作品を軽妙にかつユーモアたっぷりに紹介し続けてきました。彼の書き方は、古典に対する新たな視点を提供しており、まさに現代に蘇る古典文学の金字塔とも言えるでしょう。

1月19日放送の「NHK短歌」では、町田さんが自身の作品の一部を朗読し、尾崎世界観さん、大森静佳さんとの対談も注目されています。この番組を通じて、ますます多くの人に町田さんの作品の魅力が広がっていくことでしょう。

特に大森静佳さんは、「グルーヴ感溢れる現代語訳」と評しつつ、この作品に対する期待感を高めています。町田康さんのユーモラスな語り口は、古典を今の時代でも楽しめるようにしてくれています。

市井で普段あまり目にしないようなキャラクターたちが登場し、あり得ないルックスの鬼たちが人間の宴会のように盃を交わして楽しむ様子が描かれるなど、常識を超えた奇想天外なストーリー展開も大きな魅力となっています。

軽やかな現代語訳を体験しよう



町田康さんの作品を楽しんでいる読者へ、ぜひとも『宇治拾遺物語』の現代語訳を手に取ってみてください。時代を超えて語り継がれる古典文学が、まるで別の世界を旅するかのような感覚を与えてくれることでしょう。しっかりとしたギャグに加えて、思わず共感を覚える心の描写は、笑いを引き起こしつつも考えさせられるものがあります。

また、町田康さん本人による朗読動画も掲載されています。気になる方は公式チャンネルでチェックしてみると良いでしょう。

書誌情報



  • - 書名:宇治拾遺物語(河出文庫 古典新訳コレクション)
  • - 訳者:町田康
  • - 仕様:288ページの文庫判
  • - 発売日:2024年4月8日
  • - 重版出来日:2025年1月10日
  • - 税込定価:880円
  • - ISBN:978-4-309-42099-8

「古典で、古文で、腹筋がよじ切れる未来」が来ることを、ぜひ体感してください。


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