日本語の力とは
2025-03-21 11:37:34

俵万智の新刊『生きる言葉』が示す日本語の力とは?

俵万智の最新著書『生きる言葉』が発表



作家で歌人の俵万智が、最新作『生きる言葉』を2024年4月17日に新潮社から刊行します。この本は、彼にとって初めての言葉に関する論考作品であり、現代社会における日本語の使い方や言葉の力について、様々な視点から考察を行います。

現代社会と言葉の関係



スマートフォンとインターネットの普及により、私たちのコミュニケーションは飛躍的に便利になりました。しかし、顔が見えない相手とのやり取りは、言葉の重要性を改めて考えさせます。俵は、現代の「言葉の力が生きる力」として、日本語の足腰をどのように鍛えるべきかを問いかけています。

恋愛や子育て、ドラマのセリフ、さらにはSNS上での言葉の使い方など、多岐にわたるテーマを織り交ぜて、俵は言葉の重要性やその背景にある文化的要素を探求します。

本書の内容と章立て



この書籍は、以下のような題材を取り上げています:

1. 「コミュ力」という教科はない
コミュニケーション能力についての実体験を踏まえた考察。
2. ダイアローグとモノローグ
言葉の使い方、特に対話と独白の違いについて。
3. 気分のアガる表現
恋愛や日常の表現についての探求。
4. 言葉が拒まれるとき
コミュニケーションにおける言葉の拒否現象。
5. 言い切りは優しくないのか
自己主張とその影響。
6. 子どもの真っすぐな問いに答える
子育てを通じて学んだ言葉の大切さ。
7. 恋する心の言語化、読者への意識
恋愛における言葉の表現。
8. 言葉がどう伝わるかを目撃するとき
言葉の力を実感する瞬間。
9. 和歌ならではの凝縮力と喚起力
日本の伝統文化と現代との架け橋。
10. そこに「心」の種はあるか
言葉に込められる感情。
11. 言葉は疑うに値する
言葉の真実性についての考察。

俵万智の言葉に込めた意義



俵は「普通の人が普通に使う書き言葉としての日本語」を意識し、特に若い世代に向けたメッセージを届けることを重視しています。「言葉が生きる力」となるために何が必要か、また生きた言葉とはどのようなものか、これらを本書ではじっくりと考察していくつもりです。

俵万智とは



俵万智は1962年、大阪府に生まれ、日本を代表する歌人として知られています。彼女が1987年に発表した『サラダ記念日』は、280万部を超える大ヒットを記録し、その後も様々な作品を手掛けてきました。彼女の詩は人々の心に響き、特に恋愛や人生の微細な感情を巧みに表現することで多くのファンを魅了しています。


俵が新たに言葉に関する考察をまとめた『生きる言葉』は、これからの日本語の使い方を考える上で、ぜひ手に取っておきたい一冊です。解説を通じて、我々のコミュニケーションのあり方、そして言葉を愛する心を再認識させてくれることでしょう。


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