執行恒宏氏がコンサートマスターに就任
2025年4月1日付で、アーツイノベーター・ジャパンが運営するグランドフィルハーモニック東京に執行恒宏氏が新たなコンサートマスターとして就任することが発表されました。この任命は、執行氏と楽団が十分な協議を重ねた結果樹立されたもので、楽団にさらなる進化をもたらすことが期待されています。
若手演奏家育成プログラム
執行氏の就任に伴い、グランドフィルハーモニック東京は『シーズンメンバーオーディション(ヴァイオリン奏者)』を開催します。このオーディションで選ばれた若手演奏者は、年間を通じてオーケストラに参加し、貴重な実践の場を得ることができます。
オーディションは書類、動画、実演の3段階で行われ、審査は執行氏や音楽班が行います。合格者には、演奏のほか各種講座への参加プログラムも準備されています。特に注目されるのは、SNS運用や確定申告講座、さらに執行氏自身による実技指導です。新たな才能の発掘と育成に期待が寄せられています。
オーディション概要
- - 募集パート:ヴァイオリン若干名
- - 応募資格:20歳以上25歳未満で、健康上の問題がないプロ楽団員にふさわしい能力を持つ方。
- - 審査方法:書類審査→動画審査→実演審査の順です。具体的な日程は以下の通りです。
- 書類選考締切:4月30日、結果発表:5月9日(予定)
- 動画審査締切:6月30日、結果発表:7月7日(予定)
- 実演審査:8月1日に浜離宮朝日ホールで行います。
このオーディションを通じて新しい才能の発見が期待されています。
グランドフィルハーモニック京都の設立
また、関西を拠点にする新たなオーケストラとして『グランドフィルハーモニック京都』が2025年4月より活動を開始します。これにより、関西地域でもグランドフィルハーモニックの活動が広がり、音楽文化のさらなる振興が期待されます。
執行氏は、「音楽の可能性を探求し、皆様とその魅力や喜びを共有できるよう尽力していく」とコメントしています。
執行恒宏氏のプロフィール
東京藝術大学を卒業後、山形交響楽団の第2ヴァイオリン首席奏者、さらにはコンサートマスターを務めた執行氏。その後、パシフィックフィルハーモニア東京(旧東京ニューシティ管弦楽団)のコンサートマスターを2023年7月まで務めました。YAMATO String Quartetのメンバーとしても活動しており、国内の様々なオーケストラやスタジオで演奏を行っています。リサイタルや協奏曲にも参加し、幅広い音楽活動を展開中です。
新たなコンサートマスターのもと、グランドフィルハーモニック東京およびその京都拠点の更なる飛躍に期待が寄せられています。今後の成長と活動に注目しましょう。