衝撃の犯罪小説集「罪と罪」がついに発売
堂場瞬一による新たな犯罪小説集「罪と罪」が、2025年9月25日に発売されます。この作品は、全ての主人公が何らかの犯罪を犯した人物で構成されており、読者に新たな視点を提供します。堂場瞬一は、発行部数が1400万を超える作家であり、ジャンルを横断する豊かな作品群を築き上げてきましたが、今作では読者に驚きと共感を提供する内容となっています。
書籍の特徴
「罪と罪」は、季刊「スピン」に掲載された一話完結の連作から成る全12編。犯罪の種類も多彩で、通り魔、殺人、資金洗浄、迷惑運転など、様々な罪をテーマにしています。各作品は、主人公が抱える罪の重みを描き出し、読者に深い考察を促す仕上がりとなっています。根底には、不信や不満を抱きつつも、罪を犯した人々への共感や悲哀が流れています。読者はその中で自身のモラルや感情に問いかけられることでしょう。
内容の概要
書籍には、各編のタイトルにそれぞれの罪が反映されています。「褒められた男」(通り魔)や「暗い復讐」(特高の罪)など、個々の物語はすべてのストーリーが絡み合い、特異な雰囲気を醸し出しています。また、それぞれの主人公が辿る結果は、後悔や解放であり、読み終えた後の余韻が印象的です。特に、「消えない目」(子どもの罪)は、社会的な問題にも繋がるテーマであり、考察の余地が残されます。
堂場瞬一とその全国ツアー
堂場瞬一は、作家としての新たな挑戦を続けています。2025年中に著作が200冊を超えることを記念して、「the 200」全国ツアーを開催中です。このツアーでは、各地の書店を訪問し、直接読者との交流を図っています。書店でのイベントに参加することで、作家の思いや作品への意見を直接聞くことができ、大変貴重な体験となるでしょう。
公式noteでの裏側レポート
「the 200」ツアーの模様は、公式noteにて随時レポートされています。堂場瞬一や担当編集者がリアルタイムで情報を発信しており、ツアーの裏側や参加店の様子などが紹介されています。ぜひこちらも目を通してみてください。
公式noteはこちらをご覧ください。
著者紹介
堂場瞬一(どうば・しゅんいち)は、1963年茨城県生まれの作家で、2000年に「8年」で小説すばる新人賞を受賞しました。彼の著作には、警察小説やスポーツ小説など多彩なジャンルがあり、特に「刑事・鳴沢了」シリーズや「警視庁失踪課・高城賢吾」シリーズなどが人気です。最近の作品には『ルーマーズ俗』や『闇をわたるセレブ・ケース』などもあります。
近刊情報
「罪と罪」に続き、2025年10月7日には、出版業界を舞台にした文庫『0 ZERO』も発売予定です。この作品では、創作者の倫理について問いかける重厚なテーマが扱われており、注目が集まっています。詳細は各書店でご確認ください。
興味のある方は、ぜひ本書「罪と罪」を手に取ってみてください。新たな文学の可能性を感じ、深い思索に満ちた読書体験をお楽しみいただけることでしょう。