スターツ出版文庫が贈る新刊小説の魅力とその内容に迫る！

2024年2月28日、ライト文芸レーベル「スターツ出版文庫」から待望の新刊が全国書店に登場します。今回の新刊に含まれるのは、3作品それぞれが異なるテーマを持つ小説たちで、どれも熱いストーリーが展開されます。大人気小説投稿サイト「野いちご」「Berry’s Cafe」「ノベマ！」を展開するスターツ出版株式会社が手掛けるこの文庫は、読者にとっての新しい発見を提供し、心を動かす作品を生み出し続けています。

注目の新刊作品紹介

1. 『この世界が終わる前に100年越しの恋をする』

著者：櫻井千姫、イラスト：ふすい
価格：税込770円（本体700円+税10％）
ISBN：978-4-8137-1708-9

この物語は、心臓に爆弾を抱えた少女、陽彩が主人公です。余命三カ月と告げられ、虚無感に苛まれる彼女の前に現れたのは、百年先の未来から来た青年、楓馬。彼の「君の運命を変えに来た」との言葉を信じて、陽彩は未来を変えるための冒険に飛び出します。

彼との関わりや日々の中で、彼女は彼に惹かれていく一方、彼には秘密が隠されていることに気づく。陽彩が運命を変えることで、彼が消えてしまうかもしれないという苦悩。果たして、二人はどう選択し、どんな結末を迎えるのか。この作品は、恋や運命に対する深い考察がなされる感動的なラブストーリーです。

2. 『死にたがりの僕たちの28日間』

著者：望月くらげ、イラスト：萩森じあ
価格：税込770円（本体700円+税10％）
ISBN：978-4-8137-1709-6

英茉という少女は、ある事故で命を落としたものの、目覚めると死神の少年、ハクが目の前にいるという奇妙な状況に陥ります。彼女は死ぬ予定の魂をどちらか選ばなければならない運命に迫られ、共に生きていた同級生、桐生くんと28日間を共に過ごすことになります。

この時間の中で、二人はお互いに惹かれ合い、人生や死についての価値観がどのように変わっていくのかが描かれています。しかし、桐生くんが自殺を選んでしまう決断を下したとき、英茉はどのように立ち向かうのか。切ない青春の物語が読者の胸を打ちます。

3. 『バケモノの嫁入り』

著者：結木あい、イラスト：夏目レモン
価格：税込770円（本体700円+税10％）
ISBN：978-4-8137-1710-2

この物語は、異形の目を持つ少女・千紗の人生を描いています。彼女は幼少期から「バケモノ」と呼ばれ、侍女として仕える有馬家が妖魔に襲われた際に、名家・一条家の当主、七瀬に救われます。彼は千紗を見て驚き、「俺の花嫁になれ」と告げますが、彼にも秘密があったのです。

二人が抱える“バケモノ”としての苦悩と、それを乗り越えようとする願いがいかに物語を育んでいくのか、そして、彼らの関係がどう進展していくのかに、読者は心を奪われることでしょう。数奇な運命に翻弄される恋模様が繊細に描かれています。