著者・凪良ゆうが再び新しい物語を読者に届けることになりました。彼女の新作は『多類婚姻譚(たるいこんいんたん)』というタイトルで、2026年5月25日に発売予定です。この作品は、2023年に本屋大賞を受賞した『汝、星のごとく』の続編にあたる『星を編む』から2年半を経ての新刊となります。
『多類婚姻譚』は、現代における結婚の複雑さをテーマにした短編集で、5編の連作から構成されています。作中には、セクシュアリティやジェンダー、金銭感覚、世代間のギャップなど、さまざまな価値観のぶつかり合いが描かれています。これにより、昔のように簡単にはいかない「結婚」の道のりを考えさせられる内容になっています。
凪良さんは、新刊について「文芸書としては『星を編む』から2年半、ようやく新刊をお届けできます。今作は婚姻について焦点をあてていますが、実際には婚姻への道が果てしなく遠いことに気づかされました。これは本当に婚姻の物語と言えるのでしょうか?担当の方たちと一緒に考えさせられる場面もありました。」とコメントしています。
収録されている短編は以下の通りです。
1.
Thank you for your understanding
家族の期待に応えようとする主人公華が恋人と帰省する決意を固める様子が描かれています。
2.
Beautiful Dreamer
結婚という普通の夢が、東京ではどうしても遠く感じられることを描いた作品です。
3.
小鳥たち
実家の書店を継ぐ一葉が、偶然初恋の人と再会する物語。
4.
Position Talk
入籍を控えた男女が性差を超えて理解し合うまでの道のりを描いています。
5.
C'est la vie
仕事にも恋にも魂を分け合う二人の、夢のような時間の終わりについて考えさせる作品です。
このように、異なる視点からの5つの物語が、現代における愛の形を色鮮やかに描き出しています。
また、凪良ゆうの作品は小説だけに留まらず、映画やドラマにも展開されています。2026年秋には、彼女の代表作の一つ『汝、星のごとく』が横浜流星と広瀬すずのW主演で映画化されることが決定しました。このような形で彼女の作品が広がっていくのは、ファンにとって嬉しいニュースと言えるでしょう。
凪良ゆうが描く多様な愛の形に触れ、現代の結婚について深く考える機会をもたらしてくれる新刊『多類婚姻譚』に期待が高まります。読者の皆さんにはぜひ手に取って、彼女が織り成す物語を楽しんでいただきたいと思います。