EXPO 2025 大阪に向けたカナダ観光局の新たな挑戦とは

カナダ観光局が大阪で開催する特別イベント

2025年に開催される「EXPO 2025 大阪・関西万博」に向けて、カナダ観光局（Destination Canada）は、日本とアジアの旅行業界向けに「The Asia Regional Sales Mission」を9月9日と10日に大阪市内で開催します。この特別なイベントは、カナダならではの多様な観光体験や資源を共有することを目的としており、観光業界における新たな接点を提供します。

ルーツと目的

カナダ観光局の日本地区代表である半藤将代氏は、今回のイベントがコロナ禍以降の新たなスタートラインであることを強調しています。また、日本・中国・韓国のビジネス関係者が一堂に会するこの機会は、アジア地区で最大規模の交流となる見込みです。

参加予定のセラー（観光関連の団体や企業）は、カナダからの17社、日本・中国・韓国のバイヤーを含む36社など、合計84名の参加が見込まれており、業界関係者にとって貴重なネットワーキングの場となるでしょう。

提供されるコンテンツ

セラーのプレゼンテーション（9月9日）

イベント初日の9月9日には、カナダから来日するセラーたちによるプレゼンテーションシリーズ「The 17 STORIES of OPENNESS」が行われます。このセッションでは、参加各社がそれぞれの地域の自然や文化、食の魅力を紹介し、観光客がどういった体験を通じて「OPENNESS」を体感できるかについて語ります。担当者自身のストーリーを交えながら、カナダの魅力がどのように心の解放へとつながるのかを伝えることで、旅行の新しい価値観を提案する内容となっています。

新プラットフォームの発表（9月9日）

続いて、カナダ観光局のマーケティング戦略担当のグロリア・ロリーが、新たなマーケティングプラットフォーム「Canada, naturally.」のアジア地区でのローンチを発表します。これは「自然体」のカナダを強調した新しいアプローチで、観光客が共生する価値観を体験できるさまざまな情報を提供します。

CANADA Talkイベント（9月10日）

イベントの2日目には、カナダパビリオンで「CANADA Talk」というトークイベントが開催されます。カナダやアジアの著名なスピーカーによるセッションを通じて、観光業の発展や各国の視点から見たカナダの魅力について深い議論が繰り広げられる予定です。特に、「Regeneration（再生）」というコンセプトに基づいた内容になっています。

特設サイトとキャンペーン

「EXPO 2025 大阪・関西万博」に合わせ、カナダ観光局は特設サイト「カナダの、その奥へ―2025」を立ち上げ、多彩なコンテンツを提供しています。ここでは、カナダに関する動画やメディアタイアップ情報、現地の人々のメッセージ動画などが紹介されています。さらに、期間中はカナダの魅力を伝える関連テレビ番組も放送予定です。

例を挙げると、『朝だ！生です旅サラダ』ではカナダの東部、アトランティック・カナダを特集し、伝統や文化に焦点を当てています。

まとめ

カナダ観光局の「The Asia Regional Sales Mission」は、EXPO 2025に向けた重要なキックオフイベントであり、アジアの観光市場に新たな風を吹き込むことが期待されています。カナダの多様な魅力を発信し、旅行者の心をつかむことが今後の大きな課題です。これからの展開に目が離せません。