育児と仕事を両立するための新たな指針『働く親のためのサバイバルガイド』
2026年3月5日、株式会社文響社から『働く親のためのサバイバルガイド』が出版される。この本は、著者岸畑聖月氏が現代の働く親たちに向けて、育児と仕事をいかに効率よく両立させるかという具体的な知見を提供するものである。発売前から注目を集め、予約開始直後にはAmazonランキングでカテゴリ1位を獲得するなど、多くの期待が寄せられている。
この本が誕生した背景には、厚生労働省が発表した情報がある。2025年までに、子どもを持つ家庭の80.9%が母親が働いていると答えており、これは過去最高の数字だ。また、2015年以降の法律改正により、子育てと仕事を両立できる環境が整いつつあるが、実際のノウハウは依然として個人の努力に依存していることが多い。著者は、こうした現状をうけ、「気合いではなく再現性のある仕組みが必要だ」と語る。
本書の特徴
本書では、岸畑氏が20年間の育児の経験を元に、実際に子育てと仕事を両立している1000名以上の「はた親」から聞き取った声を基にした具体的なノウハウをまとめている。家族のライフスタイルを「航海」に例え、艱難辛苦を共に乗り越えるために必要な考え方や技術、準備などを提供する。特に、序章では家族が目指すべき目的地や日々の生活がどのようにあるべきかを明示し、働き方の実例を通じて読者に具体的なイメージを持たせるよう工夫されている。
また、本書は「はた親5原則」という独自の指針を提示し、家族会議の進め方や時間管理術、周囲の支援を受けるためのスキルである「受援力」を高める方法についても触れている。さらに、妊娠期からのキャリアプランや、育休を取得する際の工夫など、幅広い内容が盛り込まれている。
具体的な年齢別対応
特にユニークなのは、年齢に基づいたアプローチである。本書は第3章から第6章で、子どもの年齢に応じたキャリア調整の方法を詳述しており、復職から始まるさまざまな局面を網羅している。子どもの体調不良時の対応や、登園しぶり、さらに不妊治療を両立させる方法も取り上げており、非常に実用的なガイドとしての役割を果たしている。
イラストと漫画での工夫
加えて、本書にはイラストや漫画が25ページも収録されており、忙しいはた親が直感的に理解できるように構成されている。物語形式で描かれることにより、読者が自然に内容を吸収できる工夫がなされ、著者自身の経験がストーリーに反映されている。
著者の紹介
岸畑聖月氏は、株式会社With Midwifeの代表取締役であり、助産師として活躍している。自身の闘病歴を活かして、妊娠・出産に関する現実的な支援に取り組んでおり、企業でのライフイベント支援プログラムも運営している。彼女のキャリアは、ただ育児と仕事を両立するためだけでなく、現代社会が抱える多くの問題に挑むための道筋を示している。
まとめ
『働く親のためのサバイバルガイド』は、家族がともに笑顔で過ごすための道しるべとなるべく、実用的な情報と支援を提供している。これからのはた親たちが抱える多くの悩みや不安を軽減し、より良い人生設計を実現するための一助となることを願っている。