完全保存版『Pen BOOKS みんなの谷川俊太郎。』の発売
詩の世界に生きた稀代の詩人、谷川俊太郎。彼の軌跡や創作の秘密に迫る完全保存版の書籍『Pen BOOKS みんなの谷川俊太郎。』が2025年10月30日にリリースされることが決定しました。この一冊は、2023年7月号の特集「みんなの谷川俊太郎」を大幅に見直し、再構成したものです。
谷川俊太郎の詩的世界
谷川俊太郎は、1952年に詩集『二十億光年の孤独』でデビューして以来、70年以上にわたり言葉の可能性を追求し続け、その作品は詩にとどまらず、絵本や歌詞、翻訳など多岐にわたります。彼の詩は音楽となり、物語となり、私たちの日常に根付いています。
本書では、谷川氏の生前の貴重なインタビューや自宅で見つけた素敵な品々、そして数多くの代表作を網羅した作品集を収録。特に注目したいのが、著名な俳優や作家、ミュージシャンたちによるインタビューです。文化を代表する人々から見た「みんなに愛された詩人」の全貌に迫ります。
谷川俊太郎の家族
また、本書では谷川俊太郎の子どもたち、音楽家の長男・賢作さんと環境保護活動に従事する長女・志野さんの貴重なインタビューも掲載されており、「父」としての素顔や共に過ごした日々について語られています。特に、最晩年の2年間には感情も込められたエピソードが綴られており、家族の絆の深さが感じられます。
創作絵本『なおみ』の全編収録
さらに、本書では谷川氏が「前衛的な写真絵本」と称した創作絵本『なおみ』も全編掲載されています。日本人形「なおみ」と少女「わたし」の日常を描いたこの絵本は、1982年に出版され、異様な存在感から当時は多くの議論を呼びました。本書を通じて、その創作の過程にも触れることができ、谷川俊太郎の独自の視点が楽しめます。
本書の内容
内容は以下の通りです。
- - 谷川俊太郎インタビュー
- - 谷川邸の愛すべきものたち
- - 谷川俊太郎作品選集(1952–2023)
- - 年表:稀代の詩人・谷川俊太郎の生涯
- - 家族から見た「父」、谷川俊太郎
- - 谷川俊太郎の翻訳と新たな詩
- - 写真絵本『なおみ』
- - 各世代にとっての谷川作品の魅力
まとめ
このように、谷川俊太郎の全貌を知るための一冊として、特に詩や文学に興味がある人には必携の書となっています。美しい誌面で編集された本書は、ファンばかりでなく、初心者にも楽しめる内容です。是非手にとって、偉大な詩人の世界に触れてみてください。
書誌情報
- - 書名: 『Pen BOOKS みんなの谷川俊太郎。』
- - 編者: ペン編集部
- - 判型: A5判
- - ページ数: 160P
- - 発売価格: 1980円
- - ISBN: 978-4-484-22142-7
- - 発売日: 2025年10月30日
詳細は
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