映画レーベルNOTHING NEWの新たなホラー作品『〇〇式』
映画レーベルNOTHING NEW(代表:林健太郎)が、待望の新作中編ホラー映画『〇〇式』を発表しました。本作は、観客が“式”の正体を探る“参列型映画”として、新たな恐怖体験を提供します。監督は、『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』の近藤亮太氏。ホラー作家くるむあくむとの初の共同脚本も注目されます。
参列型ホラーの新しい形
『〇〇式』は、40分間の上映でありながら、観客が一緒に映画を体験する形態で作られています。物語は、何者かが始めた“式”の話題を中心に展開され、観客はその真相を解明するための旅に誘われます。近藤監督は、映画を通じて儀式的な要素を感じてほしいと語ります。「映画館が会場で、観客は参加者です。この体験は、招待状がなくても皆さんをお待ちしています」との言葉が印象的です。
近藤亮太監督について
近藤亮太監督は1988年に北海道で生まれ、映画制作に情熱を燃やしながら自身のスタイルを確立してきた方です。高橋洋氏に師事し、自主制作を続けた中で、恐怖をテーマにした作品群が評価されました。近藤監督の魅力は、ドラマティックな展開と独自の演出であり、今作でもそれが表現されることでしょう。
くるむあくむとのコラボ
さらに、『〇〇式』ではホラー作家くるむあくむが共同脚本を担当しています。彼は、ホラー漫画『N』やモキュメンタリーホラー小説『或るバイトを募集しています』など、独自の視点と緻密な描写で多くのファンを獲得してきました。彼のコメントによれば、「この儀式は、おそらく皆様が思う“普通の式”とは異なるものになるでしょう」とのことです。そのユニークなスタンスが、映画のストーリーにどう影響を及ぼすのか、非常に興味深いです。
キャストも豪華
本作のメインキャストには、九十九黄助と吉田ヤギが起用されています。九十九は『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』に参加している期待の若手で、吉田は『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』での活躍が記憶に新しい俳優です。両者のコメントも興味深く、九十九は「まず『式』の体験をしてみることが大切だ」と述べ、吉田は「式は終わりと同時に始まりでもある」と話し、それぞれ異なる視点から作品に命を吹き込んでいます。
公開情報
『〇〇式』は2025年6月27日から下北沢のシモキタ - エキマエ - シネマ「K2」で先行上映が行われ、その後、全国の劇場でも公開されます。
【作品の概要】
- - タイトル: 〇〇式
- - 監督: 近藤亮太
- - 共同脚本: くるむあくむ、近藤亮太
- - メインキャスト: 九州 黄助、吉田ヤギ、他
最後に
NOTHING NEWは、映画を通じて新たな才能を発掘し続ける映画レーベルです。新作『〇〇式』の公開が待ち遠しいですが、その前に試される参加者の勇気と知恵がどのように試されるのか、今から楽しみにしています。恐怖と興奮を求めるすべての方にぜひ観てほしい作品です。