ボカロ文化の祭典「The VOCALOID Collection ~2025 Summer~」の盛況
2025年8月21日から25日まで、東京を中心にボカロファンに多くの愛されている「The VOCALOID Collection ~2025 Summer~」が開催されました。このイベントはボカロ文化を祝うもので、10回目の節目となる今回は特に多くの注目を集めました。イベントには生放送を通じて約24万人が来場し、ボカロ関連の作品として投稿された数はなんと7,000件以上。ボカロファンにとって特別な5日間が展開されたことは間違いありません。
今回のボカコレは、各方面から40名ものアーティストが参加し、DECO*27やChinozo、原口沙輔、サツキなどの人気ボカロPたちがプレイリストのセレクトやStemデータの提供を行いました。また、ボカロ界隈では名物企画「神出鬼没!ボカニコ」や、リズムゲーム「プロセカ」とのコラボ企画を推進した「ボカセカ」など、多彩なコンテンツが揃っていました。これにより、ファンたちは普段は味わえない新しい体験を楽しむことができたのです。
競い合う楽しさを満喫したボカコレランキング
注目すべきは「ボカコレランキング」でした。この企画では幅広いジャンルのクリエイターや人気ボカロPが一堂に会し、それぞれの自作楽曲を投稿。3つのカテゴリ「TOP100」「ルーキー」「REMIX」に分かれて順位を競いました。結果として「TOP100」部門では海茶による『幕を下ろそう、パレードへ』が1位に輝き、ルーキー部門での栄光はsabioの『Ribbon/sabio feat.重音テト』が受賞しました。また、REMIXカテゴリでは湯気のかかる煮ル果実による『∴「チルト゛レンレコート゛」- 煮ル果実REMIX』が選ばれました。これらの受賞曲は、2025年8月30日に行われるオンライン音楽イベント「YouTube Music Weekend」でMVが発表され、注目が集まっています。
さらに、新設された「ボカコレエキシビション」でも約1,000件の自由な作品が投稿され、再生数やマイリスト数を気にせずに作品を楽しむ場が提供されました。この部門はクリエイターとユーザーの交流の場として、大きな盛り上がりを見せました。ボカロファンが集うこのイベントはまさにボカロ文化の祭典と言えるでしょう。
将来に向けた期待
今回の「The VOCALOID Collection ~2025 Summer~」は、クリエイターとファンの熱意が結実した素晴らしい機会となりました。このイベントを通じて、2026年2月には新たなボカロイベント「The VOCALOID Collection ~2026 Winter~」の開催も発表され、さらなる盛り上がりが期待されます。そして、今回発表されたオリジナル楽曲やREMIX楽曲は、後日発表される各種応募企画に選出される予定で、再びボカロファンの期待が高まります。
「The VOCALOID Collection」はボカロユーザー全員が楽しめるコミュニティとして、今後も音楽活動の拡張や新しい才能の発掘を続けていくことでしょう。ファン全員の心に影響を与え、ボカロ文化のさらなる拡大へとつなげるイベントとして、今後も目が離せません。