茶馬古道の魅力
2025-09-11 10:48:49

中国雲南省の文化を感じる特別展『茶馬古道ろまん』の魅力

特別展『茶馬古道ろまん――中国雲南省無形文化遺産の世界』



2025年10月11日から11月30日まで、東京都文京区にある日中友好会館美術館で、『茶馬古道ろまん――中国雲南省無形文化遺産の世界』という特別展が開催されます。この展示は、中国雲南省の文化や工芸技術を紹介するもので、特に茶馬古道の歴史的背景とその沿線地域に伝承される多様な無形文化遺産に焦点を当てています。

展示のポイント


本展では、約150点の作品が前期・後期に分けて展示されます。前期は「風花雪月に映える匠の技」と題し、白族の絞り染めや鶴慶銀器など多彩な工芸品を特集、後期は「祈りの地に宿る手しごと」をテーマに、伝統的な木椀や甲馬版画の制作過程を紹介します。このように、仏教や地域の信仰が反映された工芸品を通して、雲南省の深い文化的ロマンを感じることができます。

豊かな歴史を秘めた茶馬古道


「南のシルクロード」とも呼ばれる茶馬古道は、約1300年にわたり、四川省から雲南、チベット、さらにはインドやベトナムなどへと続く交易路です。この道は、茶葉や馬、その他の生活必需品が運ばれる重要なルートでしたが、単なる交易にとどまらず、それぞれの地域の文化や宗教、芸術が交じり合う架け橋の役割も果たしてきました。

茶馬古道沿線には、多様な民族が住んでおり、彼らの文化や習慣が生き生きと息づいています。これにより、古代の技術と現代の感性が融合した独自の工芸品が誕生しています。この展示では、その歴史が生み出す物語や文化の多様性に触れることができます。

体験型イベントも盛りだくさん


また、展覧会に合わせた関連イベントも多数開催します。例えば、「茶馬印象」という中国の民族舞踊とファッションショーが融合したパフォーマンスや、伝統楽器の二胡と竹笛によるコンサートなどです。これらのイベントでは、参加者は目や耳で雲南の文化を体感し、また自らもその一部を演じることができます。

さらに、甲馬版画の制作体験も提供され、来館者は実際に手を動かしながら、伝統工芸の魅力を味わうことができます。考えただけでワクワクするような体験が待っています。

開催情報とアクセス


特別展『茶馬古道ろまん』は日中友好会館美術館にて、10月11日から11月30日までの約50日間にわたり開催されます。美術館は都営大江戸線「飯田橋」駅から徒歩1分、JRや地下鉄でもアクセスが良好ですので、ぜひ多くの方々に足を運んでいただき、雲南省の歴史ある文化と工芸の世界に触れてみてください。料金もリーズナブルで、中学生以下は無料です。大人でも1,000円と手頃ですので、日常の喧騒を忘れ、ゆったりと文化体験を楽しむひと時をお過ごしください。

まとめ


この特別展は、単なる展示を超えて、茶馬古道の誇り高い文化や歴史、さらにはその背後にある人々の物語に触れる絶好の機会です。未来ある世代にその価値を伝えていくためにも、ぜひご家族やお友達を誘って訪れてほしいと思います。本展が皆様にとって心に残る体験となりますように。


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