シジュウカラの日、そしてベストセラーのヒット
4月10日は「シジュウカラの日」。この日を迎えるにあたり、動物言語学者・鈴木俊貴氏の著書『僕には鳥の言葉がわかる』が話題を呼んでいます。この本は、たった3か月で10万部を超えるという快挙を成し遂げ、全国の書店で売上ランキングの上位に常に顔を出しています。これは科学エッセイとしては非常に異例の現象であり、注目が集まっています。
本書は、シジュウカラの鳴き声が単語となり、文法に従った「文章」を形成できるという新しい知見を提供しています。鈴木氏はこの研究によって、動物たちがどのようにコミュニケーションを取っているかを深く掘り下げ、「動物言語学」という新たな学問分野の扉を開きました。
メディアの注目
著者である鈴木氏は、メディアにも数多く登場し、様々な番組でその魅力を語っています。例えば、2月21日に放送されたTBSの『ひるおび』や、3月30日の日本テレビ『シューイチ!』など、実に37媒体でその姿を見せています。さらに、4月16日には朝と夜の情報番組に出演予定で、ますますその活動は多岐にわたる様子です。
書店での施策
現在、一部の書店では本書を盛り上げるための特別な施策が行われています。まず、可愛らしいシジュウカラのぬいぐるみが付いたPOPが掲示され、これを目当てに訪れるファンも多いです。また、書籍の内容を簡潔にまとめたフリーペーパーが配布されており、読者からの感想も紹介されていると評判です。
さらに、書店内ではシジュウカラの声と鈴木先生の解説が聞けるパネルも設置されています。このパネルは「遠くからでも鳥の声が聞こえる!」とのことで、訪れる客の注目を集めています。
読者の声
「著者がチャーミングで何度も笑ってしまった」「人生の楽しみ方も教えてくれる」「親子で読んでいる」といった声が多く寄せられる本書は、家庭や学校などさまざまなシーンで愛されています。読了後は、自然とシジュウカラの言葉が耳に入ってくるようになり、視界が広がったと感じる人も多いでしょう。
本書を通じて、好きなことを追求する姿勢が如何に大切か、そしてそれが世界的な発見につながることを知ることができるのは、本書の大きな魅力の一つです。全ての興味を持つ方々にぜひ手に取っていただきたい1冊となっています。
書籍詳細
- - 書名:『僕には鳥の言葉がわかる』
- - 著者:鈴木俊貴
- - 定価:1,870円(税込)
- - 出版社:小学館
- - サイズ:四六判並製、264ページ、カラー口絵つき
- - ISBN:978-4-09-389184-4
- - 公式サイトはこちら
著者プロフィール
鈴木俊貴(すずき・としたか)は東京大学の准教授であり、動物言語学者としての顔も持っています。1983年生まれで、これまでに多くの賞を受賞しています。シジュウカラの言語能力を発見し、新しい学問「動物言語学」を創設した立役者でもあります。本書は彼の初の単著であり、共著に『動物たちは何をしゃべっているのか?』(集英社)があります。
興味深い内容が詰め込まれた『僕には鳥の言葉がわかる』をぜひご確認ください。