大阪芸術大学声優フェスティバルで新時代の声優像を探るトークセッション

声優の未来を考える「大阪芸術大学声優フェスティバル ―声優レボリューション―」

大阪芸術大学は、2025年11月30日にNHK大阪ホールで「大阪芸術大学声優フェスティバル ―声優レボリューション―」を開催します。このイベントでは、現代の声優が持つべき資質や新たな挑戦について、声優たちの実践的な取り組みやトークセッションを通して具体的に探っていきます。特に声優界の重鎮である置鮎龍太郎氏をスペシャルゲストとして迎え、教員陣とのディスカッションが行われることが大きな注目ポイントです。

声優 - 役者としての新たな資質

「優れた声優は優れた俳優でもある」という理念のもと、青二プロダクションに所属する多くの教員や卒業生が集結し、声優の未来を見据えた内容が展開されます。今や声優は単なる声の職業という枠を超え、俳優としての活躍も求められています。演技力や表現力、さらには音楽や舞台など多様な分野へ進出する声優たちの姿は、今後のエンターテイメント界においてますます重要になっていくことでしょう。

このフェスティバルは大きく二部構成に分かれます。第1部では、学生たちによる複数の朗読劇やアニメアテレコ実習、さらにはパフォーマンスが披露され、実際の学びを体験できる機会が提供されます。こうした活動は、学生が声優としての基礎を学び、広い視野を持つことの重要性を示すものです。

朗読劇の枠を超えた学び

第1部の内容には、

- 朗読劇「荒野の王子様」
- 朗読劇「君の青空」
- 朗読劇「近畿戦隊ヨンケンジャー」
- アニメアテレコ実習
- 外郎売りパフォーマンス

といった多彩なプログラムが用意されています。その指導者には、知名度の高い講師陣が名を連ねており、彼らの指導の下で学生たちがどのように成長していくのかが期待されています。

トークセッションでの深い議論

続く第2部では、青二プロダクションの著名な声優や指導陣によるトークセッションが行われます。大阪芸術大学放送学科の榊原廣教授、真地勇志教授、平野正人教授、伊倉一恵客員教授、そして渡辺菜生子教授といった多彩なメンバーが登壇します。これらの専門家たちが、声優という職業の最新の潮流について、真摯な意見を交わす様子は非常に興味深いものとなるでしょう。

置鮎龍太郎氏の期待に応える

特に注目したいのが、スペシャルゲストとして登場する置鮎龍太郎氏です。彼は『地獄先生ぬ～べ～』や『鬼滅の刃』など、数々の有名作品で重要な役を務めており、その経験を通じて声優に必要な資質について語ることが期待されています。彼の視点から、新たな声優像やこれからのキャリアに関する示唆を得る貴重な機会となることでしょう。

ビジュアルアートも魅力の一つ

また、今回はデザイン学科の卒業生である美好よしみさんが本イベントのビジュアルを手がけています。彼女の独特なタッチとポップな色彩は、イベントの華やかさを引き立てることでしょう。

イベント概要とお申し込み

「大阪芸術大学声優フェスティバル ―声優レボリューション―」は、2025年11月30日（日）にNHK大阪ホールで開催されます。入場は無料ですが、整理券が必要となりますので、事前に申し込みを行ってください。詳細情報は公式サイトで確認できます。
このイベントを通じて、未来のエンターテインメント業界に貢献する声優たちが育成されることを期待しています。