阿部智里の「八咫烏シリーズ」、2025年の新年広告に登場
2025年の幕開けを祝う文藝春秋の新年広告が、本日1月1日付の新聞で発表されました。今回の広告には、累計240万部を突破した和風大河ファンタジー「八咫烏シリーズ」が取り上げられ、著者の阿部智里さんの手による作品がその魅力を伝えています。
2024年、八咫烏シリーズの飛躍の年
2024年は「八咫烏シリーズ」にとって特別な年でした。3月には吉川英治文庫賞を史上最年少で受賞し、続いて4月からはNHK総合でアニメ「烏は主を選ばない」として放送が開始され、10月にはEテレでの再放送も行われました。さらに、12月には電子書店auブックパスの年間ランキングで小説部門において1位を記録。このような背景を持つ「八咫烏シリーズ」は、ブランドとしての価値がますます高まっています。
新年広告では、読者に感謝の気持ちを込めたメッセージと共に、更なる新刊の刊行が予定されていることも併せて発表されました。阿部さんは「読者の皆様、関係者の皆様、心から感謝申し上げます。新刊を出すことが私の恩返しです」「2025年も良い物語をお届けするために全力を尽くします」とコメントしています。
八咫烏シリーズの独自の魅力
「八咫烏シリーズ」は、日本神話に登場する三本足の伝説の烏・八咫烏を題材にした作品です。シリーズの中で、彼らは人間の姿に変身し、異世界・山内を自由に飛び回ります。物語の中心には、平安時代の風俗や魅力的なキャラクターが描かれ、平安王朝風の情景や、天敵との壮絶なバトルが楽しめます。この複雑に張り巡らされた謎の数々が、多くの読者を惹きつけ続けています。
2020年9月に第2部がスタートした「八咫烏シリーズ」は、外伝「烏百花蛍の章」「烏百花白百合の章」などもあり、全12冊が刊行されています。最新刊の『望月の烏』は2024年2月の刊行予定で、今後の展開が大いに期待されます。
阿部智里のプロフィール
阿部智里さんは1991年、群馬県に生まれ、早稲田大学文化構想学部在学中の2012年に『烏に単は似合わない』で松本清張賞を史上最年少で受賞。その後、6冊にわたる「八咫烏シリーズ」で大ヒットを記録しています。2024年、彼女は新たなステージへと進んでおり、ますます目が離せません。
まとめ
「八咫烏シリーズ」の人気は、阿部智里さんの才能と努力の賜物です。2025年の新年広告に登場したこのシリーズは、さらなる展開が期待されています。今年も良い物語を届けてくれることを祈りつつ、読者は彼女の新刊を待ち続けることでしょう。新たな物語の誕生を心待ちにするこの時期、阿部さんの活動から目が離せません。どうぞ、今後の展開にご注目ください!