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2025-05-14 12:06:47

人気絵本『けがをした日』がスウェーデン最優秀賞受賞

スウェーデンで話題の絵本がついに日本上陸!



2022年にスウェーデンのラベーン&シューグレーン社から刊行され、同年のスウェーデン年間最優秀絵本賞(PICTURE BOOK OF THE YEAR)を受賞した『けがをした日』が、5月15日(木)に日本で発売される。作はエンマ・アドボーゲ、訳は菱木晃子が手掛けるこの絵本は、学校の休み時間に友だちと遊んでいた主人公が大けがをしてしまうというストーリー。主人公の心の変化や周囲の反応が、印象的かつユーモラスに描かれている。

絵本のあらすじと魅力



物語は、主人公の少年が友だちとダジャレで盛り上がり、卓球台からジャンプした瞬間に痛みを伴う大事故が起きるところから始まる。まさにド派手な展開で、周囲から注目を浴びるのは一瞬の喜びだが、次第に痛みが押し寄せてくる様子が見事に描かれている。受ける衝撃と周囲の反応を、コミカルかつ細やかな絵で表現しており、読者は自然と引き込まれる。その内容は、ただの絵本という枠を超え、心の動きや社会的な状況をも映し出す深いメッセージを持っている。

翻訳者の情熱



本書の翻訳を担当した菱木晃子は、これまで多数のスウェーデン絵本の翻訳を行い、スウェーデン文化の普及に努めてきた。彼女はスウェーデン語の特有の言い回しやダジャレをユーモラスに再現し、楽しさと内容の両方を損なわないよう心掛けた。また、巻末にはスウェーデンの教育観や文化についての解説もあり、読者がさらなる理解を得るための貴重な情報が収められている。

美しいビジュアル



日本語版の表紙の題字は、人気のイラストレーター・ミロコマチコが手がけた。彼女の独特なセンスが加わることで、この絵本の魅力はさらに増す。デザインだけでなく、全ページにわたって描かれる挿絵は目を引くもので、絵本を手に取る楽しさを感じられる。

多言語での展開



『けがをした日』は、英語、韓国語、ドイツ語、イタリア語、フランス語、アラビア語など、すでに9つの言語に翻訳されている。日本語版が10言語目の翻訳出版ということで、国を超えて多くの人々に愛される作品であることが伺える。これからも、国際的な読者に親しまれるためのエッセンスが詰まっているのだ。

結論



『けがをした日』は、ただの子ども向けの絵本ではなく、心を揺さぶる深いテーマを持った作品だ。発売日が迫る中で、多くの人々がこのユニークなストーリーと魅力的なビジュアルに出会うことを期待している。子どもだけでなく、大人にも響くこの絵本は、ぜひ手に取りたい一冊である。詳しい情報はこちらの書籍サイトから確認できる。


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