音楽配信売上拡大
2025-03-03 13:46:30

2024年音楽配信売上1,233億円達成、これまでの成長をさらに拡大

2024年音楽配信売上、新たな高みへ



2024年、音楽業界は大きな節目を迎えました。音楽配信売上は1,233億円に達し、前年比106%という素晴らしい成長を見せました。この成果は、日本レコード協会加盟社による第4四半期(10月~12月)の集計によるものです。特に注目すべきは、11年連続でのプラス成長という実績です。

音楽配信の四半期売上


2024年第4四半期の売上は、319億円で前年同期比107%を記録しました。この好調な数字は、ストリーミングサービスの恩恵を受けてのものです。ストリーミングは、年間で1,132億円に達し、音楽配信全体の91.8%を占めるまでに成長しました。これは、音楽の消費スタイルが急速に変化する中、多くのリスナーがストリーミングにシフトしていることを示しています。

ストリーミングの詳細


ストリーミングサービスの内訳を見ると、サブスクリプションサービスが926億円(109%増)を占めており、この基盤が更なる成長を支えています。音楽ビデオ関連も52億円を記録しています。さらに、広告収入からの収益も81億円に達し、ストリーミング市場の充実した成長を裏付けています。

ダウンロードの状況


一方、ダウンロード市場はやや厳しい状況が見られます。シングルトラックのダウンロードは57億6,800万円(92%)、アルバムは36億9,800万円(95%)に留まっています。トータルのダウンロード計は95億2,100万円(93%)と、依然として人気はありますが、ストリーミングとの比較で成長が鈍化している印象を受けます。

音楽ソフト生産実績の合計


2024年の音楽ソフトの生産金額は、オーディオレコードと音楽ビデオの合計で2,052億円に達し、音楽配信の1,233億円と合わせると、全体の市場規模は3,285億円(前年比97%)となります。音楽市場全体のシェアは34%に拡大し、ストリーミング市場の成長が業界に新しい風を吹き込んでいます。

このように、2024年の音楽配信売上は過去最高を更新し続けています。音楽配信のトレンドが今後どのように変化し続けるのか、引き続き目が離せません。また、この成長が新たなアーティストや楽曲にどのように影響を与えるのか、音楽好きにとって興味深いテーマです。

今後の展望


日本の音楽業界は、これからもストリーミングの影響を受けながら進化していくことが予想されます。新たな技術やサービスが次々と登場する中、リスナーのニーズに応じた柔軟な対応が求められています。音楽配信の発展が、アーティストやレコード会社にとっても新たなチャンスを生むこととなるでしょう。業界全体の未来に期待が寄せられています。


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