銅版画の魅力を紐解く新刊情報
2026年1月、グラフィック社から『デザインのアトリエ 銅版印刷』が発売される。この本は、印刷の世界に新しい光を当て、長い歴史を有する銅版印刷技法に焦点を当てた内容となっている。
著者のギャビー・バザンは、フランスに拠点を置き、伝統的な印刷技法を探求しているイラストレーターだ。彼女の作品は、シンプルかつ非常に分かりやすい口調で、読者を魅了する。今回の作品もその流れを汲んでおり、銅版画という専門的なテーマをしっかりと掘り下げつつも、絵本という形で多くの人々に親しんでもらえる構成になっている。
銅版印刷の知られざる魅力
銅版印刷は、何世紀にもわたって受け継がれてきた職人たちの手仕事であり、その技術は非常に精緻で奥深い。日常的に目にする印刷物の裏には、このような高度な技術が存在するのだ。本書では、その過程を美しいイラストと共に紹介し、読者はまるで工房にいるかのような臨場感を味わえる。
特に注目すべきは、多くの詳細なイラストが盛り込まれている点だ。これにより、銅版印刷の難解さを解消し、より理解しやすくなっている。また、知的好奇心を刺激する内容設定は、子供から大人まで広く受け入れられること間違いなしだ。
著者の背景
ギャビー・バザンは、1992年に南フランスで生まれ、パリ装飾美術学校で学んだ後、イラストレーションや活版印刷などの技術を追求してきた。彼女のアトリエは、パリ郊外のサン・ドニに位置する共同施設「ラ・ブリシュ」にあり、様々な印刷技法に取り組んでいる。さらに、子どもたちに伝統的な印刷技法の楽しさを教えるワークショップも積極的に開催しており、このような取り組みが本書にも色濃く反映されている。
翻訳を担当するのは、三重県出身の翻訳者・みつじまちこ。彼女もまた、国際的な文化交流の一端を担う存在で、アートや食にに関連する書籍の翻訳などで広く知られている。
書籍情報
本書『デザインのアトリエ 銅版印刷』は、B5変型の上製本で総48ページの内容となっており、発行価格は2,750円(税込)だ。興味を引くだけでなく、知識を深める一冊として手元に置いておきたい。
関連書籍も要チェック
このシリーズでは、前作の『デザインのアトリエ 活版印刷』、および『デザインのアトリエ 石版印刷』も高く評価されている。特に前作は、活版印刷の魅力を余すところなく伝えている。
同シリーズのファンのみならず、印刷技術に興味のある方々にもぜひ手に取っていただきたい本だ。今後も、ギャビー・バザンによるアートの新たな視点での探求が期待される。
本書はAmazonや楽天ブックスで予約購入が可能だ。興味がある方はぜひ早めにチェックしてみてほしい。