改革する受験の常識に迫る一冊
日本の受験事情は大きな変化を迎えています。
2024年度において、大学入学者の51%が推薦や総合型選抜での進学を果たしました。
名門国立大学もこの流れに乗り、東北大学は2050年までに一般選抜を完全に撤廃する方針を打ち出しました。
このように、従来の学力試験が重視される「王道」から、推薦や総合型選抜が中心となる時代へと移行しているのです。
その中で、親世代の「昔ながらの受験勉強」が通用しなくなってきています。新たな常識を学ぶための必携の書、『知らないと合格できない令和の受験のフツウ』がKADOKAWAより2025年12月17日に刊行されます。
著者であり自身も受験を経験した西岡壱誠が、現代の受験制度を詳細に解説し、受験生や保護者が抑えておくべきポイントを提供します。この本は、ただのハウツー本ではなく、受験生や保護者のための戦略的な指南書です。
受験は「情報戦」
本書の最大の特長は、現在の受験における「情報戦」の側面を徹底的に解説していることです。どの大学がどのような入試方式を採用しているのか、総合型選抜ではどのような志望理由書が通過しやすいのかといった具体的なデータと分析を元に、現場の実態を紹介しています。
例えば、SNSの活用が受験生にとって非常に重要な要素となっています。勉強用アカウントを作成し、他の受験生と成績を共有することで、仲間同士で励まし合い、情報を交換して学びを深める手法が増加しています。地方で普通の高校に通う生徒が東大理IIIに合格した事例もあり、彼はSNSのサポートを称賛しています。
家族で挑む受験
受験はもはや子ども一人の戦いではなく、家族全体で取り組むプロジェクトとなりつつあります。保護者たちの中でも、エクセルを駆使して大事な情報を管理する「エクセルパパ」や、SNSを利用してリアルな口コミを発信する「受験親インフルエンサー」が登場しています。このように、情報を持ち戦略的に考えることが受験成功の鍵となってきた時代です。
また、本書では受験に向けた学校選びや塾選び、教材選びについての必要性も解説しています。偏差値だけでは判断できない大学選びの新しい視点や、部活動や課外活動などを通じて得られる経験の重要性についても触れています。
物語と共感
各章の冒頭には、実際の受験生を描いたオリジナル漫画が収録されており、受験シーズンに直面する孤独感や、不安を抱える親たちの姿を描写しています。これにより、単なる知識を超えた物語性と共感が生まれ、読者に深く響く内容となっています。
おすすめする読者
この本は特に以下のような方におすすめです:
- - 初めて受験を迎えるご家庭
- - 推薦や総合型選抜を目指す中高生
- - 教育現場での進路指導を行う教師
- - 従来の受験観を再考したい保護者
- - SNSを正しく利用したいと思う人々
これからの時代、合格のカギを握るのは「勉強ができる子」とは限りません。「情報を持ち」「戦略を立て」「行動できる子」が受験を突破する力となります。ぜひ『知らないと合格できない令和の受験のフツウ』を手に取って、新たな受験の常識を学んでください。