第28回高槻明月能 - 限定公演の魅力
令和7年11月20日、高槻市の高槻城公園芸術文化劇場にて、伝統芸能の祭典「第28回高槻明月能」が開催されます。この公演には、名能楽師の片山九郎右衛門さんを筆頭に、豪華な演者たちが集結し、能と狂言の名作を観客に披露します。片山九郎右衛門さんは、能楽の魅力を存分に味わえる仕舞「胡蝶」を演じ、さらに名人としての技を見せます。
プレイベントで観る芸の深さ
公演に先立ち、令和7年10月9日には、プレイベントも予定されています。この特別なイベントでは、片山九郎右衛門さんが演目の解説を行い、その後、実演も行う予定です。観客は実演を通じて能楽への理解を深められるチャンスが待っています。また、能装束の着付け体験も用意されており、参加者は能の一部を身近に感じることができます。
感動の舞台が待っている
28回目となる高槻明月能では、能楽の演目が綿密に計画されています。特に注目すべきは、片山九郎右衛門さんが演じる「胡蝶」。この演目では、蝶の精が遇った梅の花に感謝し、仏の力を称えながら喜びの舞を舞います。舞台を彩る照明とあわせて、観客は夢のような世界へと引き込まれることでしょう。
さらには、狂言の名手である野村萬斎さんが、「隠狸」と題した狂言を上演します。この作品では、巧妙な駆け引きと笑いが織り交ぜられ、おもしろさ満点の内容となっている模様。能と狂言、両方のスタイルで演じられる豪華な舞台が、観客の心を掴むことは間違いありません。
交通アクセスとチケット情報
高槻城公園芸術文化劇場へのアクセスは良好で、最寄りのJR「高槻駅」から徒歩約13分。阪急「高槻市駅」からは徒歩8分で到着します。観客の皆さんには公共交通機関の利用を推奨しています。チケットの価格は、一般が4500円、25歳以下は1000円と手の届きやすい価格設定。高槻文化友の会会員には割引もあり、未就学児の入場はできませんのでご注意ください。
終わりに
高槻明月能は、能楽を深く味わい、楽しむための絶好の機会です。豪華な演者たちが生み出す特別な夜をお見逃しなく。高槻での歴史ある舞台を、ぜひご覧ください。お楽しみの準備が既に整われており、観客が待ち焦がれるこのイベントにぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。