特別展『義経千本桜』が歌舞伎の魅力を伝える
楽しい体験を通じて、歌舞伎の世界を探索する特別展、『義経千本桜』が2025年10月1日から歌舞伎座ギャラリーでスタートします。この展示は、松竹株式会社が日本文化の伝承と発展を目指し、令和7年度日本博2.0事業の一環として企画されています。
内覧会の模様
展示初日を前に行われた内覧会には、歌舞伎ファンにはたまらないお楽しみが盛りだくさん。会場では、俳優の尾上右近が登場し、華やかな舞台美術や衣装、小道具を見学。彼は「子供の頃にこうした展示があったら、どれだけ楽しんだだろう」と語り、その魅力を十分に感じ取った様子でした。
会場の魅力
今回の特別展は、歌舞伎座のギャラリーとホールを利用して開催されます。歌舞伎座タワーの5階に位置し、歌舞伎座の屋根が目の前に広がる素晴らしいロケーション。展示を楽しむ前に、屋上庭園で景色を楽しむのもおすすめです。
展示内容
特別展の中心となるのは、10月に歌舞伎座で上演される『義経千本桜』です。本展では、演技の迫力、美しい舞台美術、豪華な衣装など、歌舞伎の魅力を多角的に紹介します。参加者には、実際に舞台で使用された小道具や衣装を手に取る体験も用意されています。
『義経千本桜』の世界へ
展示の入り口には、京都・伏見稲荷の大鳥居があしらわれ、来場者を『義経千本桜』の世界へと導きます。入場すると、桜の花びらが舞い散る幻想的な風景が広がり、来場者はその場にいるだけで物語の中にいるかのような感覚を味わえるでしょう。さらに、登場人物たちと記念写真を撮ることも可能で、まるで実際に物語の一員になったかのようです。
知識を深めるエリア
展示の一部には、歌舞伎について学ぶエリアも設けられており、デジタル展示を通じて『義経千本桜』のあらゆるシーンを体験することができます。また、歌舞伎の歴史や美学について深く掘り下げるコーナーも存在し、現代のファンがどういった形で「推し活」を楽しんでいたかを知ることもできます。
本物の舞台体験
メインとなるホール内では、実際の『義経千本桜』の舞台美術と小道具が展示されています。来訪者は、各場面の再現を間近で見たり、衣装や小道具に触れることができる素晴らしい体験が提供されます。特に「吉野山」の舞台再現では、リアルな装飾とともに記念撮影するチャンスもあります!
参加方法
特別展は11月16日までの期間限定で、ウェブ限定のポストカード付きチケットも販売中です。未就学児は無料で入場できるため、家族で楽しむこともできます。歌舞伎の魅力を全力で味わう絶好の機会をお見逃しなく!
イベント詳細
- - 開催期間: 2025年10月1日(水)〜11月16日(日)
- - 営業時間: 11時30分~19時00分(最終入場は18時30分)
- - 場所: 東京都中央区銀座4丁目12-15 歌舞伎座タワー5階
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