新世代ミュージシャンが集う「@LIVE1.99」、熱狂の4時間イベントを振り返る

日本コロムビアの新世代レーベル「@LABEL1.99」が主催したイベント「@LIVE1.99」は、7月5日に代官山UNITで開催され、多くのファンを魅了しました。今回のイベントは、若い世代から支持を受けるラッパー、バンド、ミュージシャン、ダンサーが一堂に会し、約4時間にわたるパフォーマンスで会場は大いに盛り上がりました。

イベント開始前から、オーディエンスの年齢層がティーン中心で、一体感を生み出す雰囲気が充満し、期待感が高まっていました。オープニングDJを務めたDJ YANATAKEが登場し、そのリズムに合わせてオーディエンスは身体を揺らし、盛り上がりを見せました。

まずは5組のダンスチームが会場を盛り上げ、ReGiNa、Spicyyyy、Saaya number、FUN'ky、Fioraの登場で、視覚的にも楽しませてくれます。このガッツリした演出により、観客は心待ちにしていたライブの始まりを感じました。

続いて、トップバッターとして登場したのはYURERUKO。まだ結成間もないバンドですが、「揺れる恋心」という名の通り、歌詞が印象的で、力強くそして初々しいボーカルが会場を揺らしました。今やTikTokで注目を浴びている彼らの楽曲は、これからの音楽シーンでの成長が期待されます。

その後、Tyrkouazが登場します。昨年の「出れんの!?サマソニ」でトップバッターを務めた彼らは、ドラムンベースをベースにしたミクスチャーロックを展開し、会場にいるオーディエンスをさらに踊らせました。5月には「REBOOOOT」をリリースし、その中にはダンスチームFioraが参加しているなど、コラボレーションも話題となっています。

さらに登場したのが話題のドラマーDDJ葵。彼はDJプレイをしながらドラムを叩くスタイルで、まさにマルチプレイヤーの魅力を発揮。#KTCHANとベーシストMINAも参加し、セーラームーンのテーマ曲「ムーンライト伝説」やビリー・アイリッシュの「bad guy」といった意外な選曲によるセッションが行われ、会場は大盛り上がりとなりました。

その後はMINAによるパフォーマンス。彼女の可愛らしい見た目からは想像できないようなテクニカルな演奏スタイルで、観客を惹きつけました。続いて新世代ラッパーLittyが登場し、彼の感情豊かなラップに引き込まれ、特に「Pull Up」が250万回再生を突破していることも、ファンの間で注目を集めました。

さらに、海外でも称賛を浴びているダンサーでアーティストのBOXERによるパフォーマンスは、独自のスタイルで会場を沸かせ、雰囲気を一変させました。そして、イベントの終盤には梅田サイファーのテークエムが登場し、彼の圧倒的な存在感が会場を引き締めました。

最後を締めくくったのは、#KTCHAN。彼はこの日、初の東名阪ツアーで進化したパフォーマンスを見せ、今後の期待を抱かせる内容となりました。特に、リリースされた曲や新曲をプレイする中で見せる変化は、彼の成長と自信を強く感じさせました。特に「MAI MAI」でBOXERやダンサーたちも参加し、バラエティに富んだパフォーマンスでイベントは大いに盛り上がり、楽しい時間はあっという間に過ぎ去りました。

レーベルヘッドの石田浩太は「皆様の支えのおかげで成功した」と語り、次回に向けての意気込みも見せる。

このイベントは、@LABEL1.99のアーティストたちが集まり、新しい音楽シーンの幕開けを感じさせる素晴らしい機会でした。次回の開催が待ち遠しい限りです。