感動の児童書発売!
2026-05-12 15:11:59

トゥレット症を描いた感動の児童書『ぼくのいうことを、きかないぼく』が発売

『ぼくのいうことを、きかないぼく』の概要



2026年5月13日、株式会社ポプラ社より新作児童書『ぼくのいうことを、きかないぼく』が発売されます。著者は柴野理奈子、イラストは中田いくみが手がけています。本作は、トゥレット症という神経発達症に苦しむ小学6年生の駿の物語です。物語の中で、彼は自分の意思とは無関係に体や声が反応することから、友人との関係や自分自身についての葛藤を経験します。

トゥレット症とは



トゥレット症とは、運動チックや音声チックが特徴的な神経発達症で、患者は本人の意志とは裏腹に体が動いたり声が出たりすることがあります。この症状は一般に特定の年齢で発症し、日常生活に影響を及ぼすことも少なくありません。著名なシンガーであるビリー・アイリッシュもこの症状を抱えていることを公表しており、他の人々への理解が急務な現状です。毎年5月15日から6月15日は「トゥレット症啓発月間」として、社会的な認知度を上げるための活動が行われています。

物語のあらすじ



駿は、自分の意志とは異なる行動に悩まされ、学校や家庭では周囲から孤立することが多い小学生です。「オレの言うことをきかないオレ」と自分を責め、孤独を噛みしめていました。でもそんな彼のもとに、幼なじみの遥斗が再び現れました。学習発表会で同じ班になった二人は、初めはぎこちない関係でしたが、時間が経つにつれて、徐々に心を通わせることができるようになります。

遥斗は、駿の症状がトゥレット症ではないかと疑い始めます。駿自身もスマートフォンで同様の症状を持つ人々の動画を見つけ、「トゥレット症」という言葉を初めて知ります。駿は名前のある症状であることに安堵する一方、治療法がないことを知り、再び絶望に苛まれます。そんな中、遥斗に「駿ってトゥレット症なの?」と聞かれたことから、彼は動揺し、否定してしまいます。この物語は、互いに言葉を通じて理解し合い、成長していく友情の物語です。

読者からの感想



先行して本書を読んだ方からは、「知ることの大切さを、優しく力強く教えてくれる」との声が上がっています。無理解による孤独に苦しむ駿の姿は、多くの人に共感を呼び、理解し受け入れてくれる存在のありがたさを再認識させます。また、登場人物たちの成長が描かれており、自分自身の成長に繋がるという意見も。特に子どもたちが他者の気持ちに寄り添える心を育てるきっかけになればと期待されています。

著者の想い



著者の柴野理奈子さんは、「知らないことが時に暴力になる」と語ります。「知る」ことで少しでも心の負担が軽くなる人がいるなら、一人でも多くの人にトゥレット症について知ってもらいたいと願っています。子どもたちと接する大人たちにも理解してほしいという想いが、この物語の根底にあります。

書誌情報




この作品は心に響く感動作であり、特に小学高学年から中学生までの読者におすすめです。読書感想文や道徳の授業においても、深いテーマを扱っているため、多くの人に受け入れられることでしょう。


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