ルイ・ヴィトン、日本国際博覧会を彩る特別企画
2025年に開催される日本国際博覧会(大阪・関西万博)の注目イベントとして、ルイ・ヴィトンが年間を通して多彩なプログラムを展開します。この万博を記念し、特別なエキシビションや出版物が日本に特化した内容で繰り広げられることが決定しました。ルイ・ヴィトンの創業以来続いている日本とのユニークな関係に、さらなる新たな章が加わろうとしています。
ルイ・ヴィトンと日本の歴史的な絆
ルイ・ヴィトンと日本の結びつきは約150年以上にわたっており、その間には多くの交流と影響がありました。1870年代にジャポニスムが流行していた際、日本人の外交官たちがルイ・ヴィトンに注目したことがきっかけです。1896年には日本の家紋にインスパイアされたモノグラム・キャンバスが誕生し、これ以降もルイ・ヴィトンと日本の深いつながりは続いていきます。
特に熱心な蒐集家であった創業者ガストン-ルイ・ヴィトンは、日本の武道具やアートに対する関心を持ち、1921年にはシャンゼリゼの店舗ウィンドウに日本庭園をテーマにしたディスプレイを設置しました。1978年には日本に正式に上陸し、その後もアーティストとのコラボレーションを通じてその絆を深めてきました。
大阪・関西万博での特別展示とイベント
2025年の万博期間中、ルイ・ヴィトンはフランスパビリオンの中心にて、特別なインスタレーションを展示します。このエクスペリエンスでは、日本人建築家の重松象平(OMA)によって設計された空間に、84個のワードローブトランクが設置されます。これらのトランクは、職人技へのオマージュが込められており、フランス国立音響音楽研究所(IRCAM)とのコラボで制作されたオリジナルのサウンドトラックが臨場感を演出。その音楽と共に、訪れる人々を幻想的な旅へと誘います。
さらに、大阪中之島美術館で開催される「ビジョナリー・ジャーニー」展では、ルイ・ヴィトンの歴史を新しい視点から探る展示が行われます。重松象平がデザインした展示空間で、アーカイブからの貴重なアイテムや、ギメ東洋美術館、カルナヴァレ美術館から借りた名作が並びます。この展示は、職人の技術やルイ・ヴィトンのサヴォアフェールを強調し、過去から未来への旅を体感できる貴重な機会となるでしょう。
新刊書籍の公開
また、ルイ・ヴィトンは2025年に大阪をテーマにした2冊の新刊書籍も出版予定です。フォトグラファーのジャン=ヴァンサン・シモネによる「ファッション・アイ 大阪」では、街の魅力をサイケデリックに描写。料理批評家やアーティストが執筆した「シティ・ガイド 大阪」では、約200の注目スポットを紹介します。これらの書籍は、ルイ・ヴィトンの旅の精神を体現しており、探険心を刺激します。
ルイ・ヴィトンがもたらす未来への期待
ルイ・ヴィトンは、1854年の創業以来、革新と伝統を融合させたスタイルを追求し続けています。今回は、アイコニックなブランドが大阪を舞台に繰り広げる一連のイベントによって、日本とメゾンのさらなる絆の深まりが期待されています。各イベントや展示に込められたルイ・ヴィトンの想いを感じることができる瞬間を、ぜひお見逃しなく。
詳細については、ルイ・ヴィトンの公式ウェブサイトをご覧ください。