立川市の歴史を学べる無料広報紙『たちかわ物語』
立川市では、旧石器時代から令和時代までの歴史を網羅する『新編立川市史』の編纂事業を進めており、その一環として発行されている無料の広報紙『たちかわ物語』が好評です。この広報紙は2016年に創刊され、年に2回のペースで発行されています。A4判、全12ページのフルカラーで構成されており、読み応えも十分です。
『たちかわ物語』には市史に紹介しきれなかった貴重な資料や、各時代の特集記事が盛り込まれています。さらには、市史関連の講座や写真展のレポート、古文書を読み解く活動の様子、そして市民から寄贈された歴史的な写真や文書も掲載されています。
第20号の特集内容
2025年9月19日発行の第20号では、戦後80年をテーマに、立川市が戦中から戦後にかけてどのように変化したのかを掘り下げた特集があります。また、地域の人々が宴の際に使用した「共有膳椀」に関する特集も組まれており、古き良き風習にも焦点が当てられています。
第20号の特集においては、1952年頃の立川市曙町二丁目交差点で米兵向けの看板が並ぶ風景や、婚礼や結納の際に用いられた銚子や三蓋盃などの陶器を収納する布袋や木箱が紹介されており、当時の人々の生活の知恵が伺える内容となっています。
バックナンバーもお見逃しなく
『たちかわ物語』のバックナンバーも要注目です。第1号から第19号までは、立川市内の遺跡や古文書、明治時代以降の公文書、古い写真など、さまざまな時代の歴史を知る機会を提供しています。これらのバックナンバーも無料で配布されており、各号の在庫状況については立川市史編さん室にお問い合わせすることができます。
また、立川市の公式ホームページや「たちかわ電子図書館」では、最新号やバックナンバーの内容をオンラインで閲覧することができるので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
立川市公式ホームページ
無料配布の場所
『たちかわ物語』は以下の場所でも無料で入手できますが、冊数に限りがあるため、早めの入手をおすすめします。
- - 立川市役所3階 市政情報コーナー
- - 歴史民俗資料館などの生涯学習関連施設
市史編さん事業の刊行物
立川市では『新編立川市史 資料編』として、先史時代から近代、現代までの幅広い資料を多数刊行しています。それにより、立川市の歴史的な背景を一層深く理解することが可能です。詳しくは
立川市史の刊行物を参照してください。
メディアの方々へのお知らせ
取材などについての問い合わせは、立川市文化スポーツ部市史編さん室までご連絡ください。
電話: (042) 523-2111(代表)
立川市の魅力的な歴史を知るために、ぜひこの『たちかわ物語』をご活用ください。