大ヒットドキュメンタリー映画『どうすればよかったか?』書籍化決定
ドキュメンタリー映画『どうすればよかったか?』が書籍として2026年1月29日に出版されることが決定しました。著者の藤野知明監督が20年にわたって自身の家族をカメラで記録した驚愕の実話に迫る内容です。この書籍は、映画が伝えきれなかった感情や真実に焦点を当て、多くの人々に響くメッセージを届けることでしょう。
書籍の内容と家族のストーリー
本書では、統合失調症に苦しむ姉とその家庭の葛藤が描かれています。家族は、医師である両親によって姉を精神科の治療から遠ざけ、彼女は徐々に閉じ込められてしまいました。弟である藤野監督は、姉の発症当初から家族の様子を記録し続け、時間を追うごとに変わってしまった姉に対する思いや、家庭内の混乱を描写しています。
書籍では、映画に収まらなかったエピソードや監督の内面的な葛藤が赤裸々に語られており、霧が晴れるように真実が明かされます。家族が抱える問題やそれに対する無力感、そして逆境を乗り越えようとする勇気を知ることができる一冊です。
全国での書籍刊行記念アンコール上映
『どうすればよかったか?』の書籍刊行に合わせて、全国の映画館でアンコール上映も行われることが決定しました。2026年1月24日から東京ポレポレ東中野、1月31日から大阪第七藝術劇場での上映がスタートします。また、他の都市でも順次公開予定です。これに先立って、書籍の先行販売も行われ、藤野監督による舞台挨拶も予定されています。
藤野知明監督の思い
藤野監督は書籍において、映画では表現しきれなかった背景や家族の歴史を言葉にしました。「どうすればよかったか?」という問いは、映画だけでなく私たち全てに向けられたメッセージです。読むことで、家族の絆や人間の感情に触れることができ、自らの生き方を考えさせられることでしょう。
作品詳細とリリース情報
- - 書名: 『どうすればよかったか?』
- - 著者: 藤野知明
- - 判型: 四六判並製カバー装
- - ページ数: 200ページ
- - 発売日: 2026年1月29日
- - 定価: 1,650円(税込)
- - 出版社: 株式会社 文藝春秋
- - ISBN: 978-4-16-392064-1
- - 書誌URL: 文藝春秋
この作品は、すべての人々が抱える感情的な壁を乗り越えようとする試みに寄り添い、人生の意味を問い直す貴重な機会となることでしょう。