児童書『や・い・ろ・の』発売
2025-02-07 11:51:57

心の成長と理解を描いた児童書『や・い・ろ・の』がついに発売!

大樹の成長物語『や・い・ろ・の』の魅力



新興出版社啓林館が展開する「文研出版」ブランドより、待望の児童書『や・い・ろ・の』が全国の書店で発売されました。この物語は、都会に転校してきた大樹という少年が、周囲の友達から方言を馬鹿にされ、孤独を感じる日々を過ごす姿が描かれています。

あらすじ


大樹は新しい環境に馴染むことができず、毎日を寂しく過ごしていました。ある雨の放課後、彼は竹やぶに隠れた不思議な建物を発見します。その建物には、「や・い・ろ・の」という曖昧な文字がかかげられていました。彼はそこでクラスメイトの優菜と出会い、共に建物の中に入ることを決意します。

建物の中に待っていたのは、陰陽師と呼ばれる年老いた男性。この出会いが、大樹の心に新たな視点をもたらすことになります。

心の成長を促す「呪い」の物語


本作のユニークなテーマは、「呪い」という言葉です。多くの人が心の奥底で抱えている、他人に対する不満や嫉妬。それを呪いとして形にすることで、大樹は自らが経験した苦しみを克服する手段を見出そうとします。一見すると暗いテーマですが、心の成長を促す過程が描かれており、読み進めるうちに共感を覚えます。

大樹は、からかう友達に呪いをかけるという行為を通じて、彼らが自分の行動に気づく様子を見つめます。果たして呪いは通じるのか、そして彼が得るものは何か。この物語を通じて、私たちもまた、他人の気持ちに寄り添うことの重要性を考えさせられるのです。

著者と画家について


いまたあきこ (著者)


いまたあきこは茨城県出身で、オレゴン大学で考古学を専攻した後、日本児童文学者協会に所属しています。彼女は自然豊かな町で家族やペットと共に暮らしながら、児童文学の執筆活動を行っています。著書には『きっと、大丈夫』があり、さまざまな作品を手がけています。

南波タケ (画家)


画家として埼玉に住む南波タケは、児童書や広告、カードゲームなどのイラストを活躍するイラストレーターです。彼の描く世界観はハッピーで可愛らしく、多くの読者に親しまれています。

終わりに


『や・い・ろ・の』は、小学生以上の子どもたちに向けて心の成長と人間関係の大切さを教える力強い一冊です。1540円(税込)で手に入るこの本を手に取り、ぜひ大樹の冒険に触れてみてください。相手の気持ちを理解することで、日常がどれだけ豊かになるかを思い知らされることでしょう。公式サイトでは詳細情報も公開中ですので、ぜひ訪れてみてください。


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