第2回角野栄子あたらしい童話大賞がスタート
株式会社ポプラ社が主催する「第2回角野栄子あたらしい童話大賞」の応募受付が始まりました。審査委員長は、幼年童話「アッチ・コッチ・ソッチの小さなおばけシリーズ」で知られる角野栄子さんが担当し、従来の童話の枠にとらわれない、新たな表現を求めます。
募集内容と応募条件
この大賞では、5〜8歳の子どもたちが夢中になれる内容の作品を募集します。応募条件は「商業出版未発表作品」であること。プロ、アマ問わず、現在の作家や異業種のクリエイター、学生にも広く参加が呼びかけられています。また、文字原稿に加えて、イラストや視覚的表現を含む作品も歓迎されます。
賞と公募のスケジュール
受賞者には賞金として50万円が贈られるほか、専門の編集者が担当し、幼年向け書籍の刊行を目指すサポートが行われます。募集期間は2025年4月25日から7月31日までで、結果発表は同年12月末を予定しています。
角野栄子さんの創作への情熱
角野栄子さんは、1959年からブラジルに住み、その体験を元にした作品が評価されました。その後は数多くの作品を手掛け、児童文学の世界での活躍が著しいです。今年で作家デビュー54周年を迎え、身近に触れやすい童話を創作し続けています。デビューからの情熱を持って子どもたちに喜びを与える作品に携わってきた彼女の思いが、この賞の設立背景にもなっています。
クリエイター応援コンテンツ
特設サイトでは、角野栄子さんが創作の際に大切にしている「創作10か条」が公開されています。これらの指針は、参加を考えているクリエイターにとって非常に励みになるでしょう。楽しんで書くこと、自分のスタイルを大切にすることなど、角野さんの経験に基づいたアドバイスが多数示されています。
特別審査員と昨年度の実績
昨年度は「かいけつゾロリ」シリーズの著者、原ゆたかさんが特別審査員を務め、その評価も受けた本賞。今年は誰が特別審査員として参加するのか、そして授賞式会場がどこになるのか、今後の発表が待たれるところです。前回の応募総数は2289作品に達し、幅広い年齢層からの応募があり、多様性マインドの高まりも伺えます。
まとめ
「第2回角野栄子あたらしい童話大賞」は新たな才能を発掘する素晴らしい機会です。お子さんに夢と希望を与えられる作品を創作し、是非応募にチャレンジしてください。参加者の自由な表現を待ち望んでいます。
詳しい応募方法や規定については、
特設サイトをご覧ください。