ジャズ喫茶写真集
2025-08-20 13:59:50

日本のジャズ喫茶文化を再発見する写真集『Tokyo Jazz Joints』が発売へ!

日本のジャズ喫茶文化を捉えた写真集『Tokyo Jazz Joints』が登場



2023年にドイツで発表された写真集『Tokyo Jazz Joints 消えゆく文化遺産 ジャズ喫茶を巡る』が、2025年8月に日本語版として刊行されるという嬉しい知らせが届きました。この作品は、北アイルランドから来た写真家フィリップ・アーニールによって創作されたもので、ジャズ喫茶という日本独特の文化に焦点を当てています。

ジャズ喫茶:特別な空間



ジャズ喫茶は、ただのカフェやバーではなく、音楽を愛する人々が集い、高音質のジャズを楽しむための特別な場所として知られています。アーニールは、約20年間の日本での生活を通じて、この文化の魅力に強く惹かれました。彼だけでなく、アメリカ出身の放送作家、ジェームス・キャッチポール氏とも連携して「Tokyo Jazz Joints」というプロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトは、徐々に消えてしまうジャズ喫茶やバーの姿を記録し、未来に残すことを目的としています。

全国のジャズ喫茶を巡る旅



『Tokyo Jazz Joints』の魅力の一つは、全国各地に点在するジャズ喫茶を扱っていることです。東京の「ジャズ喫茶いーぐる」や、閉店した幻の店など、多彩な店舗が掲載されています。アーニールによって撮影された写真は、各店舗の独自の雰囲気や質感を見事に捉えており、見る者に強い印象を与えます。

日本語版では、原書からサイズをコンパクトに変更し、B5判型の横長デザインを採用。ハードカバーではないこの新しい形が、より親しみやすい印象を与えています。

アーニールの思いが込められた作品



巻末には、フィリップ・アーニールによる新たなテキストも収録されています。彼は初めての写真集を出版してから2年が経った今の感慨、2025年の日本訪問の旅の記録、そして今後のプロジェクトについても語っており、日本語版に対する想いがよく伝わります。

この作品を通じて、アーニールは日本人が見落としがちな文化の豊かさや独自性を再発見させてくれます。ジャズ喫茶は、単なる飲食店ではなく、音楽を通じた人々の交流の場でもあるのです。

文化の保存とオマージュ



『Tokyo Jazz Joints』は、ガイドブックではなく、日本のジャズ喫茶文化へのオマージュといえます。道行く人たちが素通りしてしまうような店や、静かな佇まいを保っているジャズ喫茶の風景を伝えることで、失われつつある文化の価値に気づかせてくれる作品です。

書籍情報


本書『Tokyo Jazz Joints 消えゆく文化遺産 ジャズ喫茶を巡る』は、2025年8月下旬に青幻舎から発売予定です。全176ページの美しいフルカラー写真が収録されており、定価は4,180円(本体3,800円)。ジャズの魅力を存分に感じさせてくれる一冊となることでしょう。

ぜひ、多くの人に手に取ってもらいたい作品です。ジャズの音色に包まれ、喫茶店の雅を感じられる旅へと出かける準備を、してみてはいかがでしょうか。


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