ふわふわ羊毛から生まれるかわいい赤い帽子の物語
この度、待望の絵本『ひつじのぼうし』が2026年1月8日に発売されます。著者である緒方 伶香さんは、羊毛に関する深い知識を持っており、その魅力を存分に引き出すストーリーを展開しています。今回は、この絵本がどのように生まれたのか、またどのような内容が含まれているのかを詳しくご紹介します。
絵本のストーリー
『ひつじのぼうし』では、ふわふわとした羊の毛から始まる物語が描かれています。物語は、まず牧場で元気に暮らすたくさんの羊たちと彼らの毛刈りの風景からスタートします。羊の毛が刈られ、次に洗われ、そして紡がれて糸になります。このプロセスが、写真を用いてリアルに表現されています。
赤い帽子が編まれるまでの一連の流れを、子供たちが目で見て学べるのはこの絵本の大きな特徴です。さらに、物語を読み聞かせた後には、実際に子供たちと一緒に同じ赤い毛糸の帽子を編むことができるのです。これにより、単なる読み聞かせに留まらず、実際の手作業を通して、ものづくりの楽しさを体得することができます。
子供たちが知るものづくりの楽しさ
子供たちにとって、実際に物を作ることは非常に大切な経験です。この絵本は、対象年齢が3歳以上と設定されており、小さな子供でも楽しむことができる内容になっています。全てのテキストがひらがなとカタカナを使用しているため、読みやすく、理解しやすいのもポイントです。また、分かち書きがされていることで、初めての文字にも挑戦しやすい工夫がなされています。
更には、絵本の見返しには、作中で描かれたニット帽の編み方が掲載されています。親子で一緒に楽しむことができ、ハンドメイドの楽しさを共有する素晴らしい機会になるでしょう。
著者・緒方 伶香のプロフィール
著者の緒方 伶香さんは美術大学を卒業後、印刷会社のアートディレクターやテキスタイルデザイナーとして活躍。その後、東京・吉祥寺にある「アナンダ」という羊毛専門店で働きながら、羊毛に親しんできました。彼女はワークショップを行ったり、羊毛を使った生活を雑誌やテレビで紹介するなど、多方面で羊毛の魅力を伝えています。著書も多数あり、『きほんの糸紡ぎ』や『水フェルトのバッグと小物』などが人気を博しています。
まとめ
この絵本は、子供たちにものづくりの楽しさや、羊毛がどのようなプロセスを経て実物に変身するのかを教えてくれる素晴らしい作品です。親子で楽しめる活動が盛りだくさんで、親子での時間をより特別なものにすることでしょう。『ひつじのぼうし』は、2026年の初めに書店で手に入る予定なので、ぜひ手にとってみてください!