松屋銀座100周年企画展『Tsu-tsu-mu』公式図録の詳細
松屋銀座の100周年を祝う特別な展覧会「Tsu-tsu-mu 世界をやさしく繋ぐデザインの作法」が好評の中、公式図録が10月15日に発売されます。この図録は単なる展示作品の記録に留まらず、本展のコンセプトや背景に迫る内容となっています。
展覧会の主題と目的
「Tsu-tsu-mu」という言葉には、包むという行為に秘められた深い意味が込められています。自然界から日常生活、さらには都市や環境に至るまで、「包む」という行為は私たちの周囲に数多く存在しています。この展覧会では、卵、おにぎり、パッケージ、椅子、美術館といった多様な事例を通じて「包む」ことの重要性を再考します。
展示は7つのテーマに分かれており、約100点の作品や事例が紹介されます。「包む」を通じて、ケアという視点から新たなデザイン作法「Tsu-tsu-mu」を提案し、私たちの生活をよりやさしく繋ぐ手がかりを提供します。
公式図録の特長
公式図録は、展示品の背後にある思想や技術に迫り、「包む」という行為に内在するケアの視点を浮き彫りにします。見た目の記録に留まらず、包むことの持つ多層的な意味や機能を整理し、日本発のケアのデザイン作法である「Tsu-tsu-mu」を国内外に向けて発信する試みでもあるのです。
展覧会体験を持ち帰る
来場者は、展覧会の体験を持ち帰ることができ、参加できなかった方でもこの一冊を通して展覧会を追体験できるという、貴重な内容が盛り込まれています。読者は、デザインの新しい視点を得ることができるでしょう。
特別ワークショップの情報
また、展覧会期間中に行われる特別ワークショップも注目されています。1つ目は「関守石をつくる」ワークショップ、2つ目は「折形の理論と実践」に関するものです。詳細については公式Webサイトを訪れて確認することができます。
日本デザインコミッティーの役割
「日本デザインコミッティー」は、1953年に設立され、戦後の日本デザイン界を牽引してきました。松屋銀座を拠点とし、優れたデザインを選定・紹介する活動を通じて、現在も日本のグッドデザインの発展に寄与しています。この団体が主催する「Tsu-tsu-mu展」は、その活動の一環です。
書籍情報
- - 書名:『Tsu-tsu-mu 世界をやさしく繋ぐデザインの作法』
- - 仕様:A5判(210×148mm)、244ページ、フルカラー
- - 定価:本体2,800円(税別)
- - 発売日:2025年10月15日
- - 発行元:パイ インターナショナル
この図録は、デザインの新たな視点を提供する貴重な一冊です。ぜひ手に取ってみて、展覧会の世界を体験してみてはいかがでしょうか。感性を刺激する一冊になること間違いなしです。