大阪の絵本『とことこ大阪』が新たな魅力を発信
2025年2月16日、大阪の地域文化や子育ての魅力を詰め込んだ絵本『ーまち絵本ーとことこおおさか』が出版されます。この作品は、20年間にわたり大阪で子育て情報を広めてきた一般社団法人「codomotoままちっち」が制作しました。大阪市阿倍野区を拠点に、地域のママたちが中心となり子育てを楽む情報を発信してきた団体です。
この絵本のテーマは「おおさかのまち」。地域社会や文化に触れながら、親子での散歩や子育ての楽しさを伝えることを目的としています。表紙には大阪を象徴するアイコンが並び、ページには北摂エリアや東大阪、湾岸エリアなど様々な名所や日常生活の一コマが描かれています。これにより、子どもたちには自分の住む街をもっと好きになってもらい、親子でお散歩を楽しむきっかけを提供します。
子育てと地域のつながりの重要性
「codomotoままちっち」は、子育て中の母親たちが多く寄り集まった団体で、孤立を防ぎ、地域の人たちと共に助け合いながら育児が楽しめるような環境を整えてきました。3か所の「子育てひろば」では、年間約18,000人の親子が訪れ、様々なイベントや情報発信が行われています。スタッフ全員が子育て中であり、当事者の目線を大切にしながら活動を続けています。
特に、絵本を利用した交流イベントを開くことに注力し、親子でのコミュニケーションを促進しています。絵本は子どもたちが言葉を学び、五感を刺激するために不可欠なツールであり、ピアノのような心の教育にも寄与しています。
大阪らしさを満載した一冊
絵本の製作にあたるプロジェクトは、「まちとともに育つ」という視点からスタートしました。作品には地域の名所だけでなく、大阪ならではの食文化や人々の暮らしも表現されており、子どもたちに自分の街の魅力を認識してもらう狙いがあります。また、タイトルの「とことこ」は、親子で歩きながら大阪の文化を楽しむという想いが込められています。
さらに、2025年に開催される大阪万博にも合わせて、この絵本が観光客に大阪の魅力を知ってもらうための一助となることを願っています。
クラウドファンディングとチャリティの取り組み
制作資金を確保するため、2024年9月にクラウドファンディングを実施する予定です。これによって集められた資金は、絵本を一人親家庭や支援団体に寄贈するために使われ、すでに157冊が寄付されました。一般発売後もこの寄贈の取り組みを継続し、多くの子どもたちに絵本を届ける計画です。このプロジェクトが、親子でのふれあいや地域の文化を楽しむきっかけになることを心から願っています。
『とことこ大阪』の概要
- - 発行日:2025年2月16日
- - 仕様:20ページ建ハードカバー、18cm×18cm
- - 価格:1,650円(税込)
- - おはなし:まち絵本編集部
- - 絵:よしださやか
- - ディレクション・デザイン:CA-RINWORKS
公式サイトは【こちら】(https://codomoto.jp/about-book-2/)を check してください。
出版記念イベントも
- - 原画展:2025年2月15日〜3月16日 本のお店スタントンにて
- - ワークショップ:2025年2月23日 あべのハルカス近鉄本店で開催
この絵本を通じて、親子で地域とのつながりを深め、楽しい子ども時代を過ごすお手伝いができればと考えています。