JR西日本が新たな音楽活動の形を提示
最近、JR西日本グループが音楽活動を志す人たちに向けて、VRを駆使したユニークなオーディションイベント「ダレチャン」の開催を発表しました。このイベントは、5月に大阪ステーションシティカリヨン広場で行われる運ハイスペースなループライブに出演できる権利をかけたオーディションです。
VRカラオケと路上ライブの融合
「ダレチャン」は、JR西日本グループの駅や周辺施設の活用に加え、ビジュアライズが開発したVRカラオケ「カラオン」を活用した初の試みです。これにより、一般的な路上ライブのパフォーマンスに加え、VRゴーグルを装着したアバターが駅の大型ビジョンを通じて歌を届ける新しい形のパフォーマンスが実現します。
新たな可能性を広げるオーディション
現代のSNSや動画配信の普及に伴い、アーティストとして夢を追い求める人々が増えています。しかし、顔出しが難しい方にとっては、アーティスト活動が制約されることもありました。そこで、今回のオーディションは、アバターを活用することで活動の幅を広げることを目的としています。
オーディションは、歌唱動画による一次審査を通過した参加者が、VR環境でのパフォーマンスを行うという流れになっています。2025年5月には大阪で公式路上ライブが開催され、出演者には実際のアーティストたちと同じステージに立つチャンスが待っています。
参加方法とスケジュール
オーディションへのエントリーは2025年2月20日から3月11日まで。一次審査を通過すると、VRオーディションが実施されます。東京都内で行われるこのオーディションは、現地参加が条件で、不特定多数の視聴者にも生配信されます。
JR西日本のビジョン
JR西日本グループは、リアルとデジタルを融合させ、新しい音楽体験を提供することを目指しています。未来のアーティストたちに新たな舞台を提供することで、音楽という共通の感動を広げていく取り組みです。
まとめ
この「ダレチャン」オーディションを通じて、新しい形のアーティスト活動が生まれるための土壌が整えられつつあります。路上ライブ文化を安全に楽しむとともに、VR技術を駆使した新たな挑戦が音楽界にどのような影響をもたらすのか、今後の展開から目が離せません。