不登校問題に切り込む吉田田タカシ初著書『「いきたくない」もわるくない？』が登場！

吉田田タカシの初著書『「いきたくない」もわるくない？』発売

2025年12月17日、トーキョーコーヒー代表の吉田田タカシさんが初めて著書『「いきたくない」もわるくない？トーキョーコーヒーからはじめる、大人もたのしむ共育のデザイン』を出版します。この本では、不登校や教育の未来について、多方面から考察されています。

トーキョーコーヒーとは？

トーキョーコーヒーは、「登校拒否」というテーマに基づいた、子どもたちの新たな居場所を生み出すムーブメントです。2022年に発足し、わずか3年で415の拠点を持つに至りました。全国で約2万5000人が参加し、大人も子どもも共に学ぶ場となっています。この運動は、不登校の問題を深刻に受け止め、自らの手で社会を変えるために始まったものです。

吉田田タカシ、独自の視点

著者の吉田田さん自身は、クリエイティブな背景を持つ多彩な人物です。デザイナーとしては「まほうのだがしやチロル堂」を立ち上げ、グッドデザイン賞の大賞を受賞しています。また、教育者としては27年間「アトリエe.f.t.」を運営し、創造力を育んでいます。そして、ミュージシャンとしてはロックバンド「DOBERMAN」のボーカルとしても活躍し、フジロックフェスティバルにも出演しています。

不登校問題の本質

吉田田さんは、不登校について「子どもたちの問題ではなく、全ての大人の課題」と捉えています。つまり、学校や社会の仕組みが「生きづらさ」を生み出しているという視点から、問題に向き合います。本書ではその背景や対応策について、読者が共感できるように語られています。

すべての大人に贈るメッセージ

吉田田さんのメッセージは、「不登校の子を持つ親はもちろん、全ての大人に読んでほしい」というものです。「一度きりの人生を楽しむための考え方や実践のヒントが詰まった内容」と語り、幅広い層に響くことを目指しています。

本書の特徴

本書は、「声が聞こえてくる本」というコンセプトで進められています。吉田田さんのトークライブの内容を盛り込み、笑いや涙をもって語られる物語が展開されます。また、彼が携わる「アトリエe.f.t.」のスタッフたちの遊び心満載の解説も収録され、より親しみやすいコンテンツとなっています。

目次の紹介

- はじめに
- 不登校は子どもの問題なのか？
- トーキョーコーヒー・ムーブメントの誕生
- 大人と子どもの不登校あるある
- 全国415拠点のアクション
- 生きづらさを生む社会の仕組み
- トーキョーコーヒーによる社会変革のデザイン
- あとがき
- トーキョーコーヒー参加者へのアンケートデータ

結論

『「いきたくない」もわるくない？』は、ただの不登校についての本ではありません。教育や社会に対する新たな視点を提供し、その中で共に生きる力を見つけ出す一冊といえるでしょう。全国で広がるトーキョーコーヒーの活動を通じて、未来の教育について考える契機となることを期待しています。

書籍情報は、下記のリンクから確認できます。