沖縄県立博物館・美術館で『ブラック・ジャック展』開催
2025年7月18日から9月15日まで、沖縄県立博物館・美術館で開催される「手塚治虫 ブラック・ジャック展」は、過去最大規模の展覧会です。本展示では、医療に対する深い考察をもたらす手塚治虫の名作『ブラック・ジャック』を大いに掘り下げていきます。展覧会では、今年で戦後80年となる節目を迎え、「命の尊さとは何か」というテーマを改めて考えてみる機会を提供します。
展示内容は全4室で構成されており、各部屋ごとに異なる視点から『ブラック・ジャック』を楽しむことができます。
第1室「B・Jとキャストたち」
最初の部屋では、物語の中心を担う登場人物たちにスポットを当て、彼らのエピソードを交えながら、『ブラック・ジャック』のストーリーをわかりやすく紹介します。多彩なキャラクターの個性や関係性が、作品の味わいを一層深めています。
第2室「B・J誕生秘話」
続いて、手塚治虫の他の名作である『新寶島』や『鉄腕アトム』などの資料を通じて、『ブラック・ジャック』誕生の背景に迫ります。医大時代の貴重な資料も展示し、手塚と医療との深い結びつきを知ることができます。また、原稿や関係者の証言映像も上映され、作品への理解が深まることでしょう。
第3室「B・J曼荼羅」
この部屋では、約140話に及ぶ生原稿を使用し、『ブラック・ジャック』にまつわる様々なテーマ、例えばブラック・ジャックやピノコの冒険、高額請求、そして動物の命などに焦点を当てた圧巻の展示が展開されます。このマン荼羅的な配置が、作品の多様性や深さを際立たせます。
第4室「B・J蘇生」
最後の部屋では、現代アートの観点から再構成された“人体の手術シーン”に注目します。この展示は、初めて作品に触れる方々に衝撃を与えることでしょう。また、医療従事者が語る『ブラック・ジャック』の魅力や、昭和当時の事件・流行がどのように作品に織り交ぜられているのかをニュース映像と共に展示し、多面的な魅力を体感することができます。
展示会概要
- - 展示会名: 「手塚治虫 ブラック・ジャック展」
- - 会期: 2025年7月18日(金)~9月15日(月)
- - 場所: 沖縄県立博物館・美術館企画ギャラリー1,2
- - 観覧料: 一般¥1,600、高校・大学¥1,000、小・中¥300
※未就学児無料、障がい者手帳を持つ方と介助者1名は半額
- - 開館時間: 9:00~18:00(金・土は20:00)
- - 休館日: 毎週月曜日、7/22、8/12
※特定日には開館
この展示は、手塚治虫のレガシーを新たな視点で再評価し、皆さまに深い感動をもたらすことでしょう。今回は「命」をテーマに、一緒に考える場として足を運んでみてはいかがでしょうか。観覧予約や詳細は、沖縄県立博物館・美術館へお問い合わせください。