新刊書籍「D・フィッシャー=ディースカウ先生の教え」のご紹介
音楽愛好者の皆さんに朗報です。2025年5月31日に、バリトン歌手D・フィッシャー=ディースカウの教えを子安ゆかり氏が著した新刊「D・フィッシャー=ディースカウ先生の教え」が発行されます。この書籍は、20世紀最高の歌手とされるディースカウの偉大な足跡を近くで見つめた著者自身による感動的なメモワールです。
特色として、子安氏はドイツ・リートの伴奏者として名高く、そのキャリアを通じて数多くの国際的な舞台で活躍してきました。彼女は1990年の秋、シュトゥットガルトで行われたディースカウのマスタークラスを受講。この貴重な経験が本書の核となっており、2週間にわたる密な学びを記録しています。
教えの内容とは?
本書は単なる記録にとどまらず、ディースカウの人柄や音楽への情熱、深い洞察が子安氏の繊細な筆致によって描かれています。今年はディースカウの生誕100年という節目に、彼の芸術に再び光を当てる書籍として、多くの人々に感動をもたらすことでしょう。
子安氏が語る「ひとりの生徒、マスタークラスのピアニストから見た彼との思い出」は、ディースカウの素顔を知るための貴重な証言となっており、音楽に対する新たな発見を提供してくれます。読者は「リートって、こんなに生き生きして楽しいものだったんだ」と感じることでしょう。音楽の喜びに満たされることを期待しています。
書籍の詳細
- - 書名: D・フィッシャー=ディースカウ先生の教え
- - 著者: 子安ゆかり
- - 出版社: 音楽之友社
- - 定価: 3,300円(本体3,000円+税10%)
- - 判型: A5版・並製・144頁
- - ISBN: 978-4-276-14013-4
本書は、近くの書店やオンラインショップ(Amazon、音楽之友社、紀伊国屋書店など)で購入できます。
マティアス・ゲルネ氏の推薦
この本に対して、著名なバリトン歌手マティアス・ゲルネ氏も推薦の言葉を寄せています。彼は長年にわたる子安氏との親交を通じて、ドイツ・リートへの情熱とフィッシャー=ディースカウから受け継いだ学びの姿勢に感銘を受けていると語ります。彼の音楽的理解やドイツ文化への探求心が、本書を通じて多くの人に伝わることを希求しています。
子安ゆかりの経歴
子安ゆかり氏は東京都出身で、武蔵野音楽大学を卒業後、ケルン音楽大学大学院で歌曲演奏法を修了しました。ディースカウのマスタークラスの伴奏者として知られる彼女は、詩と音楽の研究を行いながら多くの講演や講習会を開催。ドイツ・リートの魅力を広めるために尽力しています。現在は武蔵野音楽大学の准教授として後進の指導を行い、豊かな音楽性で多くの共演者から信頼されています。
この新刊を通じて、多くの方々がD・フィッシャー=ディースカウという巨匠の教えを受け継ぎ、リートの魅力に触れ、新たな感動を得ることを心から願っています。