レオ・レオーニ展
2025-10-22 11:05:02

レオ・レオーニの絵本世界を探る展覧会が京都で開催

レオ・レオーニと仲間たち展覧会の紹介



2025年11月22日から12月25日まで、京都の美術館「えき」KYOTOでは、著名な絵本作家レオ・レオーニの特別展「レオ・レオーニと仲間たち」が開催されます。60年以上にわたって愛され続けるレオーニの作品を通じて、彼の作家としての成り立ちや影響を受けたアーティストたちの活動を一堂に紹介します。

レオ・レオーニの人生と芸術



レオ・レオーニは1910年、オランダに生まれました。彼は幼少期からイタリアやアメリカの豊かな文化の中で育ち、青年期には多くのアーティストと交流を深めました。その中にはイタリアの著名なデザイナー、ブルーノ・ムナーリも含まれており、彼から多大な影響を受けました。レオーニは、ユダヤ系の背景を持つために1939年にアメリカに渡り、その後はアートディレクターとして活躍する傍ら、自身の絵本制作に情熱を注ぎ続けました。

レオーニの絵本は、自己のアイデンティティや平和への思いを込めた作品が多く、彼の主人公たちはまるで彼自身の分身のような存在となっています。彼が生み出した『スイミー』や『あおくんときいろちゃん』は、そのメッセージ性と独特の技法で多くの読者に愛されています。

展示の構成



この展覧会は複数の章に分かれており、彼の生涯とおける作品の数々を時系列で振り返る内容となっています。

第1章: アムステルダムシャガールのある家


初めにレオーニの家庭背景を紹介します。オペラ歌手の母や著名な美術品コレクターの親戚がいた彼の幼少期には、芸術に触れる機会が多く、家族写真や作品がパネル展示されます。

第2章: ジェノヴァとミラノの活動


次に、ミラノに移ったレオーニの活動を掘り下げます。ブルーノ・ムナーリやソール・スタインバーグといった著名アーティストとの交流と、彼が手掛けた広告作品を展示します。

第3章: ニューヨークでのキャリア


レオーニがアメリカに渡ってからの、雑誌「フォーチュン」でのアートディレクターとしての活動も紹介します。彼のイラストや絵画も展示され、アート業界での貴重な足跡を辿ります。

第4章: イタリアでの創作


レオーニはイタリアに帰国後、自宅兼アトリエでの制作活動に専念しました。彼が取り組んだ油彩画や彫刻などの作品も見ることができます。

第5章: 絵本作りの軌跡


最終章では、彼が30年以上かけて作り上げた絵本の数々を振り返ります。それぞれの絵本には彼自身の理念やテーマが織り込まれており、絵技の多様さに触れることができます。

展覧会の詳細



展覧会は2025年11月22日から始まり、12月25日まで開催されます。開館時間は毎日10時から19時30分まで。入館料は一般1,100円、高・大学生900円、小・中学生500円です。前売券は10月11日から販売開始です。

この特別な展覧会を通じて、レオ・レオーニの世界観と、彼が残した美しい絵本の数々をじっくりと楽しむ機会をお見逃しなく!


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