CBCテレビが快挙
2025-06-26 08:24:20

CBCテレビ制作のドキュメンタリーがUS国際アワードで銀賞受賞!

CBCテレビ制作「僕と時々もう1人の僕」がUSインターナショナルアワード2025で銀賞受賞



CBCテレビが制作した感動的なドキュメンタリー番組「僕と時々もう1人の僕~トゥレット症と生きる」が、アメリカ・ロサンゼルスで行われたUSインターナショナルアワード2025で銀賞を受賞しました。この受賞は、番組の社会問題への取り組みと、トゥレット症に苦しむ人々のリアルな姿を描いたことが評価された結果です。

番組の背景と内容


「僕と時々もう1人の僕」は、2022年2月に取材が開始されました。番組の主人公は、ウーバー配達員として働く男性患者で、彼は取材を依頼した記者のもとに出前を運んでくれました。その際にアプリを通じて送られてきたメッセージには、「身体の動きや声が出てしまうことがあるが許してほしい」と記されており、記者はこのメッセージをきっかけに、トゥレット症の理解と社会的な偏見についての具体的な取材を始めました。

トゥレット症は、無意識のうちに声をあげたり身体が動いたりする症状を持つ病であり、フランスの神経科医によって140年前に報告されたものの、未だ確立された治療法はありません。取材を進める中で、全国には多くのトゥレット症患者が存在することが分かりました。いわゆる「隠れた患者」の実態や、彼らが抱える悩み、多くは人々の視線を気にして外出を避けることが多いという現状が明らかになりました。この番組では、そんなトゥレット症と闘いながら自立を目指す若者たちを追い、そのリアルな姿を映し出します。

数々の賞を受賞


本作は、前述のUSインターナショナルアワードだけでなく、2025年5月に開催されたワールドメディアフェスティバルでもドキュメンタリー部門で「銀賞」を受賞し、さらには全出品作から選ばれる「グローバル・アウェアネス賞」という名誉ある賞もダブル受賞しています。また、第61回ギャラクシー賞にも選奨を受け、継続的な取材が評価されて、日本民間放送連盟賞特別表彰「放送と公共性」で優秀賞を獲得しています。さらに、劇場版も公開され、令和7年児童福祉文化賞を受賞するなど、その影響力はますます広がりを見せています。

番組制作陣とリンク


この番組は、CBCテレビの報道部が制作しており、取材は柳瀬晴貴が担当、構成と統括は大園康志が行っています。彼らの努力と情熱が結実した本作は、トゥレット症の理解を深めるだけでなく、社会に存在するさまざまな偏見をなくす一助となることが期待されています。ドキュメンタリーの詳細や最新の情報は、番組の公式ホームページをチェックしてください。


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