EVH®から最新デジタルアンプ登場
エレキギターとアンプで有名なブランドEVH®が、新たにデジタルアンプ『5150III Hypersonic 6L6 1x12』を発表しました。米国カリフォルニア州を拠点にするフェンダー ミュージカル インストゥルメンツ コーポレーション(FMIC)が手掛けたこの製品は、自宅からステージまで様々なシーンで使えるよう設計されています。
EVHサウンドの真髄を再現
『5150III Hypersonic 6L6 1x12』は、伝説的なEVH 5150IIIチューブアンプの特徴的なサウンドを忠実に再現することが目的です。デジタル処理技術を駆使することで、リアルなチューブアンプに迫るパワーや明瞭さ、レスポンスを実現。さらに、軽量なデザインに仕上げており、持ち運びも簡単です。
このアンプは、プレミアムなCelestion®︎スピーカーと堅牢な合板クローズドバックキャビネットによって、特有のトーンと音量の迫力を提供します。クリーンからハイゲインまで対応可能であり、音楽ジャンルに関わらず幅広く活躍できるモデルです。
プレイヤーのための新しいスタンダード
最近の音楽環境では、特に移動型のライブ活動が増えているため、ギタリストは軽量でありながら高品質の音を求めています。従来の真空管アンプのように重く、メンテナンスが面倒なものを避けたいというニーズに応えたのがこのアンプです。EVHサウンドを手軽に体験できるこのモデルは、エディ・ヴァン・ヘイレンの実験精神と革新性を体現した一品です。
EVH製品の責任者であるジョン・ロマノウスキー氏は、「本モデルは、EVHアンプの進化形であり、革新的なデジタル技術を駆使してエディの象徴的なトーンを届けます。自宅でのレコーディングやステージでのパフォーマンスでも、その真髄を感じていただけるでしょう」と語っています。
機能性を追求した設計
『5150III Hypersonic 6L6 1x12』は、最大限の柔軟性を実現するために、様々な機能を搭載しています。チャンネル1および2にはコセントリック(同軸式)のGAIN、EQ、VOLUMEコントロールを備えており、細かな音作りが可能です。そして、各チャンネルに独立したノイズゲートが搭載されているため、不要なノイズを抑えたクリアなパフォーマンスが実現します。
チャンネル3もまた独自のノブコントロールとノイズゲートを装備しており、非常に使いやすい設計となっています。また、進化したフットスイッチにより、演奏中にリバーブやエフェクトループの切り替えも可能で、操作性も抜群です。
パワーセレクターでは、フルパワーから5段階でレベルを調整でき、様々な音量レベルで理想的なトーンを実現できます。
専門的な用途にも対応
レコーディングとライブ用途に向けて、このアンプはインパルスレスポンス(IR)キャビネットシミュレーションを内蔵したXLRラインアウトを装備しています。これにより、ミキサーに直接スタジオクオリティのトーンを出力可能です。さらにミュートスイッチがあり、無音でのモニタリングや静かな録音環境も考慮しています。
その重量は約17.7kg(39ポンド)と相当に軽量で、サウンドを犠牲にすることなく優れた可搬性を実現。“クラシックなブラック”や“上品なアイボリー”など2色のバリエーションがあり、あらゆるギタリストのスタイルにマッチします。
特別映像も公開中
この新製品の発表を記念し、ロサンゼルス在住のギタリスト、フランキー・リンディアが『EVH Striped Series』を使用して『5150III Hypersonic 6L6 1x12』のサウンド性能を紹介する動画が公開されています。興味がある方は、こちらのリンクからご覧いただけます。
製品動画
まとめ
EVHの新たなデジタルアンプ、『5150III Hypersonic 6L6 1x12』は、軽量でありながら本格的なサウンドを実現した革新的なモデルです。自宅での使用からプロのステージまで、あらゆるシーンにフィットするこのアンプは、今後の音楽活動にて確実に活躍することでしょう。興味のある方は、2025年12月4日より受注が開始されるので、ぜひチェックしてみてください。