新たな地方創生を目指すショートドラマ
株式会社HA-LUが制作したショートドラマが、東京ガールズコレクション実行委員会の協力を得て、広島の魅力を引き出した作品として注目を集めています。Popteen専属モデル、向井怜衣さんを主演に、恋愛や友情を描いた3部作「心友」「宮島恋日和」「好きな人と好きな人」が、10月3日の公開からわずか数日で累計530万再生を突破しました。
物語の舞台とキャスト
本作は広島を舞台にし、広島出身のキャストや監督が参加して制作されています。向井さんが演じる女子高生は、学年の遠足で訪れた宮島にて、くじ引きの偶然から同じ班になる男子、宮本廉也さんとの初々しい交流を描いています。彼らは大鳥居の前で写真を撮るなどしながら、少しずつ距離を縮めていく姿が、甘酸っぱい青春を表現しています。
特に注目したいのは、呉・宮島・尾道など、広島の美しい風景と文化を背景にしている点です。作品はそれぞれ同じキャラクターによる連作で、視聴者が恋愛のストーリーを通じて広島の風景を楽しむことができます。
ショートドラマの魅力
HA-LUは、Z世代をターゲットにした縦型ショートドラマの制作に特化しており、これまでの観光映像とはひと味違った、地域の人々のリアルな物語を描くことを重視しています。例えて言うなら、地元の人々が自らの目線で広島の文化や生活を語ることで、観光案内では伝わらない魅力を引き出しています。
Divided into three parts, the series perfectly encapsulates the essence of youth through its engaging storytelling and relatable characters. Each episode flows seamlessly into the next, allowing audiences to experience a single, cohesive narrative.
制作に込められた思い
監督の松浦翔平さんは「広島をどのように美しく描くか」をテーマに考え、風景だけでなく、地域で生活する「人」に焦点を当てようとしました。彼の言葉を借りれば、広島の真の美しさはそこで生活する人々の姿にあるのです。この作品を通じて、視聴者には描かれていない物語の余白についても想像してもらいたいと強調しています。
主演の向井怜衣さんは、地元で撮影できたことを嬉しがり、自身の言葉で表現された広島弁が、本物の感情を引き出しているとコメントしています。彼女にとっても特別な思い入れがあるプロジェクトであるようです。
今後の展開
HA-LUは、今回の取り組みをきっかけに、地方創生や企業の魅力を発信していくつもりで、今後も新たなショートドラマを制作する予定です。2025年12月6日には広島グリーンアリーナで開催される『ヒロマツホールディングス presents TGC HIROSHIMA 2025 by TOKYO GIRLS COLLECTION』に向けた色々なイベントも予定されています。
地元の情熱を感じられる本プロジェクトは、視聴者の心に響くコンテンツとしてさらに多くの人に広まっていくことでしょう。広島の新しい魅力をぜひ感じ取ってみてください。