ブランドストーリーの新たな可能性を探る「THINK by BRANDED vol.2」
2024年の企業ブランディングにおいて、物語の力がますます重要視されています。これを受けて、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)」が主催するセミナー「THINK by BRANDED」プロジェクトの第2回セミナーが開催されることが発表されました。今回は、東レ株式会社のブランドコミュニケーション室の室長である鈴木太樹氏が登壇し、ブランドが内包する物語の「種」について深掘りする機会が設けられます。
セミナーの背景と目的
「THINK by BRANDED」は、日鉄興和不動産との協力により、企業や自治体がブランデッドムービーを制作するためのノウハウを学ぶことを目的とした、年間全5回のセミナーシリーズです。これまでのセミナーでは、広告と映画の交差点での物語工夫について、業界のプロフェッショナルが話をしてきました。第1回セミナーの講師、木村健太郎氏が提唱する「ブランドを伝えるから感じさせるへ」という理念は、今後のブランデッドムービーの進化における重要な指針となるでしょう。
第2回目となる今回は、「自社のサービス・ブランドが持つ“物語の種”を考える」をテーマに、2024年に「Branded Shorts of the Year」を受賞した東レのブランデッドムービー『ストレートパス』を通じて、ブランディングに必要な視点が解説される予定です。
鈴木太樹氏のこれまでの経歴
鈴木氏は、東レに新卒入社し、営業部門を経て宣伝室でコーポレートブランドの責任を担ってきました。さらに、ユニクロに6年間出向し、グローバルマーケティングやクリエイティブプロデュースを手掛け、Branded of the Year 2021を受賞するなど、実績を積み重ねてきました。2022年には東レに帰任し、短編映画制作を通じて企業の価値やサステナビリティを発信しています。鈴木氏の豊富な経験により、参加者たちはブランディングにおける新たな視点を得ることができるでしょう。
短編映画『ストレートパス』の概要
『ストレートパス』は、戦後のベトナムを舞台にした物語で、9歳の少年トリが直面するさまざまな挑戦を描いています。彼は計画的な生活を好む少年で、アメリカに渡った際、蛇口をひねるだけで得られる清水に感動します。この映画は、トリの忠実なひと歩きと彼の生存をかけた道のりを追いかけ、視聴者にメッセージを伝えています。映像作品としての完成度が高く、ブランデッドムービーとして期待されるポイントが散りばめられています。
企業にとってのブランデッドムービーの重要性
近年、企業のマーケティングやブランディングにおけるコミュニケーション方法が変化しています。顧客とのエンゲージメントを深めるためには、ただ製品やサービスを販促するだけでは不十分であり、ストーリーを通じて感情に訴える必要があります。ブランデッドムービーが強調されるのは、「生活者にとっての価値」と「企業のメッセージ」を両立できるためです。このセミナーシリーズを通して、企業は自らの文化と価値観を再発見し、仲間と共に豊かに育てる機会を得ることができるでしょう。
セミナー参加方法
THINK by BRANDED vol.2の参加申し込みは、
こちらのリンクから行えます。短期間ながらも、映像を通じてブランド戦略を考える貴重な経験をすることができるこの機会を是非お見逃しなく。
ブランデッドムービーが企業コミュニケーションに与える影響を学び、未来のブランディングを考える場として、THINK by BRANDEDは注目を集めています。今後の展開に期待が高まります。