『昭和の女帝小説・フィクサーたちの群像』がついに発売!
2025年12月17日、千本木啓文による衝撃のノンフィクション小説『昭和の女帝小説・フィクサーたちの群像』がダイヤモンド社から発売される。この作品は、自民党の裏面史を描き出し、政治の表舞台の裏側に潜む女性たちの力を明らかにするものだ。
かつて「永田町の女帝」と呼ばれた一人の女性の存在が日本の政治を陰から動かしていたことをご存知だろうか。彼女は、歴代総理大臣と互角に渡り合い、米CIAとの接触も持ち、官庁をも操ったという伝説的なフィクサーであった。32歳で政治家の秘書としてキャリアをスタートさせた彼女は、数々の権力闘争に身を投じていく。アメリカの陰謀や脅迫、復讐が交錯する中で、いかにして彼女がその道を歩むことになったのかを本書では詳述している。
謎に包まれた女帝の正体
本書は、政治家たちの実名を交え、その実際の戦いと陰謀を赤裸々に描写している。自民党の前身である日本自由党の結党資金を提供したと言われる「政界の黒幕」は一体誰なのか。そして「女帝」の出自にはどのような秘密が隠されているのか。彼女の政敵や成り上がりの首相との壮絶な戦いは、どんな結末を迎えるのか、すべてが明らかになる。
本書の主人公、真木レイ子は実際の人物、辻トシ子氏をモデルにしており、彼女は政界のフィクサーとして知られている。辻氏は沈黙を守り続け、2020年に世を去るまでその真実は明かされなかった。著者は彼女の遺品や関係者への取材を通じて、隠された事実を積み上げ、小説として再構築した。この物語は過去の出来事に光を当て、現代の政治とのつながりを考えさせるものである。
政治の闇が孕む教訓
本書が伝えるメッセージはただの歴史の再現ではない。派閥政治、政治と金の問題、アメリカとの曖昧な関係は、今もなお今日の日本に影響を与え続けている。女帝が成し遂げたことを理解することは、現代の政治的課題を考える上でも非常に重要である。
詳細な内容
本書は複数の章に分かれており、以下のような構成になっている。
- - 第一章:吉田内閣に送り込まれたスパイ
- - 第二章:女給からの転生
- - 第三章:鬼頭という“くびき”
- - 第四章:形勢逆転
- - 第五章:生々流転
さらに、本書には岸田文雄元首相の独占インタビューも収録されており、辻トシ子氏の実像に迫る内容も含まれている。これらの情報はダイヤモンド・オンラインでも公開される予定だ。
本書情報
『昭和の女帝小説・フィクサーたちの群像』は、千本木啓文による著作であり、価格は1,980円(税込)。ダイヤモンド社からの発行であり、四六判・276頁の構成となっている。
著者・千本木啓文は1980年生まれのジャーナリスト。彼は農業界の専門紙を経て、2014年からダイヤモンド編集部に在籍し、主に自動車や電機産業を取材している。特に「儲かる農業」という特集は10年連続で刊行され、最近では調査報道の分野でも優秀な評価を受けている。
この衝撃の一冊を手に取り、戦後日本の深い闇をご覧いただきたい。