市川團十郎とケントモリが挑む新しい歌舞伎の未来とは？

市川團十郎とケントモリが創る新たな舞台アート

歌舞伎界の巨星、市川團十郎と世界的ダンスアーティストのケントモリがタッグを組んで、舞台「KABUKI ARTLIVE Episode.0『THE BUSHIDO -舞志道-』」をお届けします。このステージは、2023年11月30日と12月1日の二日間にわたり、京都・宮川町歌舞練場で世界初演されることが決まっています。日本の伝統文化と現代アートのパフォーマンスを融合させたこの作品は、世界に向けて新たなエンターテイメントを発信する意欲作です。

伝統と革新の融合

「舞志道」と題されたこの新しい舞台は、日本神話をテーマにしながら「風林火山」を象徴的に描き出しています。それぞれ「風」は神話や想像力、「林」は共同体や調和、「火」は祭りや祈り、「山」は宇宙や精神の交流を意味しています。これらが一つになり、日本人の精神文化を「舞」で表現する機会となります。演じることで互いの心を通わせ、争いを避けるという教師からのメッセージが込められています。この舞台は、平和のメッセージを世界に広めるために存在します。

昨年の成功から続く連携

市川團十郎とケントモリは、大阪・関西万博「JAPAN THEATER『SEIMEI』」での共演を経て、再びこの舞台で手を組むこととなりました。舞台のデザインは隈研吾建築都市設計事務所が手がけ、伝統文化が鮮明に息づくこの地から日本の新しい文化を世界へと発信する意気込みが感じられます。

公演の基本情報

公演は京都・宮川町歌舞練場で行われ、日程は以下の通りです：

- 2025年11月30日（日）開場17:15／開演18:00（19:00終演予定）
- 2025年12月1日（月）開場13:15／開演14:00（15:00終演予定）

出演は市川團十郎とケントモリをはじめとする豪華キャストが予定されています。チケットはS席が30,000円、A席が15,000円で、2025年11月1日から販売開始です。なお、未就学児童の入場はお断りされるためご注意ください。

日本伝統文化の未来を担う二人

市川團十郎は、伝統の中に革新を求め、舞台を通じてこの心を次の世代に伝えたいと語っています。一方、ケントモリは、舞気を通じ世界平和への一歩を踏み出し、「日本の八百万の精神とアートを融合」させ、新たなムーブメントを生み出すことを目指しています。

この新作舞台は、国内外での巡回公演も計画されており、世界に向けての新たな発信が期待されています。彼らが描く新たな日本文化のかたちに、是非ご注目ください。