日本規格協会、圧力容器に関する規格の邦訳版を発行
一般財団法人日本規格協会(略称:JSA)は、2025年10月1日(水)より圧力容器に特化した二つの重要な規格の邦訳版を発行することを発表しました。これによって、国内の関係者は最新の国際基準を原文に頼ることなく、わかりやすく活用することが可能になります。この動きは、ユーザーからの強い要望と市場のニーズに応える形で実現しました。
発行された規格の内容
ASME PCC-1-2019
耐圧部フランジ継手組み立てガイドライン
- - 対象: ボルト式フランジ継手および関連するガスケット
- - 特徴: 従来の規格に加え、他の継手形状にも応じたガイドラインが設けられており、様々なサイズ・条件に対応できる組み立て手順を策定できます。
- - 価格: 28,490円(税込)
- - ページ数: 119ページ
- - 詳細問い合わせ: 英語の問い合わせはcsd@jsa.or.jpへ
ASME PCC-2-2018
圧力機器及び配管の補修
- - 対象: 現在使用中の機器、配管、パイプライン
- - 内容: ASME Pressure Technology Codes and Standardsに準拠した補修手順を提供し、設計から試験までの方法を網羅。一時的または永続的な応用が可能です。
- - 価格: 33,583円(税込)
- - ページ数: 295ページ
- - 詳細問い合わせ: 英語の問い合わせはcsd@jsa.or.jpへ
この二つの規格は、国内での圧力容器や配管の利用者にとって非常に有用なものであり、正確な取り扱いとメンテナンスのための指針を示します。特に、業界内での信頼性向上につながることでしょう。
日本規格協会の概要
日本規格協会は1945年に設立され、標準化や管理技術の開発、普及活動を展開しています。JISや国際規格の開発を手掛けるだけでなく、セミナー提供やマネジメントシステムの審査も行っています。これにより、業界の標準化への貢献を果たしています。
最新の規格情報は、日本規格協会のWebdeskで確認できます。そこで、圧力容器に関する様々な規格が手に入るほか、価格の変更についても注意が必要です。必要に応じて、最新の情報を収集し、業務に役立てましょう。
これからも日本規格協会は、標準化の促進を通じて、より良い社会の実現を目指して活動を続けていきます。業界関係者の方々には、この機会にぜひ新しい邦訳版を活用していただきたいと思います。